
現代武道とは
武道は術から道に発展した伝統文化です。現在では、明治期以降に成立し、体系化・競技化された武道の種目を「現代武道」、平安・室町期から江戸期にかけて成立し、現代までに古流として伝承されている武術を「古武道」と一般的に称しています。この「現代武道」と称されている種目を、学校の武道教育や社会の安全・安心を担う分野における武道の応用に求められていることから、現代的な要素を取り込んだ武道のあり方を捉えています。学びのポイント
1.武道未経験者でも学べる武道教育や警護・警備に関する実践的な内容です。武道の実技の授業は、柔道Ⅰ、剣道Ⅰ、空手道、合気道は必修です。すべて初心者対象の授業内容ですが、柔道と剣道は初段取得が可能。警護・警備に関する講義や実技でも武道教育同様に初歩的な内容から進められています。
2.海外武道実習を含め、海外の武道種目(テコンドー、中国武術)を身に付けることもできます。
2年次に、海外武道実習(選択科目)として韓国:龍仁大学校と中国:瀋陽師範大学において約6~7日間の実習を行います。内容は、韓国では警護・警備、韓国の武道史、テロや犯罪予防、射撃、テコンドーなどの講義・実技のほか、ソウル警視庁をはじめ景福宮等の文化施設を見学します。中国では、中国武術、中国文化体験、京劇、民族伝統体育などの講義・実技のほか、歴史的な施設である「9.18記念館」等の見学を行います。
