2021/03/13

588名の学生が旅立ち/令和2年度卒業式/コロナ禍で予防対策徹底

体育学科総代・加藤遥さん

 
 「令和2年度第51回卒業証書・学位記授与式並びに第22回大学院学位授与式」は3月13日(土)、学内の第5体育館で行われ、体育学部578名(うち、体育学科292名、健康福祉学科99名、運動栄養学科85名、スポーツ情報マスメディア学科43名、現代武道学科45名、子ども運動教育学科14名)の卒業生と大学院10名の修了生が本学を巣立ちました。
 
 式はコロナウイルス感染予防の対策から学生と関係教職員のみで執り行いました。会場は換気に十分気を遣い、進行面でも例年の式次第を大幅に見直し所要時間45分間と短縮しました。表彰関係は理事長特別賞に、第23回デフリンピック(トルコ・サムスン大会)水泳男子日本代表の星泰雅さん(体育4年)と、ボートの全日本インカレで男子エイトを制した漕艇部のエイトクルーが輝きました。
 
 式典のもようは仙台大学公式YouTubeチャンネルでLIVE配信されました(約1週間の配信予定)。
 
<学長式辞要約・遠藤保雄>
 日本は少子高齢化の時代を迎え、子どもの数が少なくなる中、皆さんを含め日本国民の平均寿命は百歳に達する時代に入りつつあります。それは、これから社会の荒波に乗り出そうとする皆さんにとって、80年間にも及ぶ活躍と多くの課題に取り組むことが待ち受けており、そこで求められるのは「挑戦」です。
 ここで、「遅咲きの力士」の挑戦の話に触れておきたい。2017年に誕生した第72代横綱は「稀勢の里」です。「稀勢の里」関の横綱への道のりは歴代の横綱と異なり、苦難の連続であった。力士としての初めての優勝は初土俵を踏んでから実に89場所、20年余を費やした。2011年に大関に昇進した後の横綱への挑戦も6年間という永きに亘った。だから、人呼んで「遅咲きの力士」といわれた。ただし、この遅咲きの時に、彼が挑んだ言葉を引用しよう。「横綱を目指す上で、まず骨格と筋肉を研究した」また相撲を取る時には「相手の呼吸や気を読むことや場をつかむ研究」をした。「考えることが相撲には必要」「何度も考えて、考え抜いて、横綱」に挑んだ。
 入門後、厳しく肉体の限界が求められる日々の稽古の中で、彼は本能的に、まず、相撲という身体活動の土台となる体の構造をスポーツ科学の視点から学ぶことに挑み、次に、相撲という競技スポーツに臨む際、スポーツ心理学的な目で相手を分析し戦いに臨んだ。そこにあったのは「挑戦」という不屈の取り組みではないか。
 今、横綱稀勢の里は、荒磯親方として小さな相撲部屋を持ち後進を育てる傍ら、相撲協会の広報も担当している。そんな親方が、また、新たな言葉を口にした。「自分を高めるため大学院に入学した」、「研究する、考えつつづける力が、自分を支えてきた」とサラリと新たな「挑戦」の弁を述べている。
 スポーツが好きで体育・スポーツ健康科学を学び、これから社会への旅立とうとしている皆さんと「挑戦」について一緒に考える機会となればと思う。
 
<謝辞・廣谷姫奈さん、現代武道4年>
 春から進む道は、それぞれ違いますが各所で新たな道を切り開きます。楽しいことや嬉しいことばかりではなく、悩むこともあるかと思いますが、本学で過ごした時間や学んだことを思い出し、一歩ずつ進んでいきたいと思います。

謝辞を述べた廣谷さん(現武4年)



会場の様子

 


 
<< 戻る

関連記事