2025/11/13
「ふぉれぷれ!秋のもりっこデイ☆」活動レポート(2025年11月8日)
20名募集に対して60名を超えるお申し込みをいただき、インフルエンザの流行等によるキャンセルが重なったものの、最終的に22名の子どもたちが参加しました。
実施にあたっては安全を最優先に、活動前のコースの下見と準備点検、活動中の声掛けやもしもの時の備えを徹底し、子どもたちが安心して、笑顔で過ごせるよう、運営しました。
活動内容と学生の活躍
本活動では、開会時に保護者への連絡事項を共有し、その後は学生が導線案内と安全管理を担いながら、森の探検、野外炊事体験、秋の森の自由遊びへと展開しました。1. しぜんのなかからあきみっけ!(森の色合わせ)
管理棟から「未来の森」へ向かい、色カードと探検バッグを手に季節の色・形・手ざわりを探しました!未来の森では見晴らしの良い場所から太平洋を望み、大きな声で「ヤッホー!」と呼びかけたり、子どもたちは広い草地を思いきり駆け回ったりしながら自然の広がりを体感しました。

未来の森で元気に「ピース!」
2. おひるごはんづくり体験(ホットサンド・コーンスープ)
セーフティトークで火の扱いと軍手の着用を確認してから、グループごとにホットサンドづくりとスープの盛り付けに挑戦しました!
ホットサンドとコーンスープでほっと一息、みんなで「いただきま~す!」
3. 秋の森の自由遊び
食後には自由遊びの時間を設け、学生は安全を見守りながら遊びの広がりを支えました。活動中は適宜、水分補給やトイレの声かけを行い、子どもたちが安心して走ったり寝転んだりできる環境を整えました!

みんなで火を育てよう!「マジックファイヤー!」
参加者と学生の声
[参加した子ども]
「未来の森で『ヤッホー!』と呼んだらすごく遠くまで届いた気がして気持ちよかった!」(5歳児)
「色カードを見ながら歩いたら、いつもは気づかない葉っぱの色がたくさん見つかった!」(6歳児)
[保護者]
「受付での健康確認や安全についての説明が丁寧で、安心して任せられると感じました。」
「森の探検の後、子どもが自分から見つけたことを家でもたくさん話してくれました。」
[参加学生]
「先頭・最後尾を教員が挟む隊列と熊鈴の携行で安心感が高まり、声かけが学びにつながることを実感しました。」
「食の活動は事前準備と役割分担で安全に進行でき、子どもの達成感を支える手立てを学びました。」
教育的効果
本プログラムでは、観察と言語化、生活・安全の理解、身体活動と自己表現の三領域で学びが見られました。色合わせでは葉や樹皮の色・質感を比べ、発見を言葉で共有する経験を重ねました。セーフティトークと段取りの理解は野外炊事活動における安全行動の基盤を形づくりました。見通しの良い「未来の森」での呼びかけ体験は、遠くへ声を届けることの面白さを実感しながら身体活動量と自己表現を高める契機となりました。今後の展望
今回は安全を最優先に、見通しの良いフィールドを活かした探検と自由遊び、食の体験を有機的に組み合わせて、子どもの探究心・自己表現・協同性を育むプログラムを実施することができました。また、学生にとっても、受付から導線設計、安全配慮、活動支援、振り返りまでの一連の学びを高める場として、今後も地域と連携したより質の高い実践へとつなげていきます。
※本活動は、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成を受けて実施しています。