2025/10/08
「ふぉれぷれ!秋のもりっこデイ☆」活動レポート(2025年10月5日)
定員20名の募集に対して50名を超えるお申し込みをいただき、安全管理を最優先に検討した結果、29名の子どもたちを受け入れ、秋の自然の中で豊かな体験を重ねました。
活動内容と学生の活躍
本活動では、子ども運動教育学科の学生が中心となって子どもたちの体験をサポートし、受付・導線案内から活動中の安全管理まで丁寧に対応しました。オープニングで「安全のおやくそく」を共有してから、森の色探しの探検、野外炊事体験、自由遊びへと展開しました。
1. ざおうのもりの色合わせ
カードと探検バッグを手に、森の色・形・手ざわりをさがす探検を実施!グループごとに観察し、見つけた「似ている色」「ちがう色」を言葉にして共有しました。

ざおうのもりの色合わせカードを片手に「いろいろいっぱい見つけたよ!」
2. おひるごはんづくり体験(ホットサンド・コーンスープ)
野外炊事場で、軍手の着用や火の扱いのセーフティトークを行ったのち、ホットサンドづくりとスープの盛り付けに挑戦!みんなで「いただきます」を合図に温かな昼食を味わいました。

焼きたてホットサンド、できたよ!みんなで「いただきます」!
3. 秋の森の自由遊び
焚き火のそばでの過ごし方や木登り、鬼ごっこ、ハンモックでの休息など、子ども主体の遊びを見守りつつ展開しました!学生は遊びを発展させつつも、適宜、水分補給やトイレの声かけも実施しました。

焚き火とマシュマロでほっと一息。パチパチ、カサカサ、秋の音がする!
参加者と学生の声
[参加した子どもたち]
「カードと同じ色の葉っぱを見つけたよ。『あかねいろ』にそっくり!」(5歳児)
「ホットサンドがカリカリでおいしかった。自分で作れてうれしい!」(6歳児)
[保護者]
「安全面の説明がわかりやすく、安心して参加できました。」
「観察を通して、子どもが自分から話す量が増えました。」
[参加学生]
「“問いかけ”の言葉がけで子どもの気づきが深まることを実感しました。」(3年生)
「火を使う活動では、危険予測と主体性の両立が大切だと学びました。」(4年生)
教育的効果
本プログラムは、①観察と言語化、②生活・安全の理解、③身体活動と協同性の3点で効果が見られました。観察と言語化:色合わせ探検で、子どもは葉や樹皮の色・質感を比べ、ことばで共有する経験を重ねました(探索→発見→共有のサイクル)。
生活・安全の理解:軍手の着用や火の扱いなどのセーフティトークを通じて、段取りと安全配慮を学びました。
身体活動と協同性:自由遊びでは、全身運動や役割分担・協力の経験が自然に生まれました。
今後の展望
今後も、日帰りプログラムに加えて、自然体験の深化と成長の機会を提供する継続的な取り組みを進めます。子どもには自立心・協調性・自然への愛着、学生には実践力と責任感を育む学びの場として、安全を最優先に関係機関と連携しながら質の高いプログラムを展開してまいります。※本活動は、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成を受けて実施しています。