2025/07/24
「ふぉれぷれ!夏のもりっこデイ☆」活動レポート(2025年7月19日)
20名募集のところ60名以上のお申し込みをいただく大変な人気ぶりとなり、安全管理を最優先に検討した結果、27名の子どもたちを受け入れ、真夏の太陽の下で充実した自然体験を重ねました。
活動内容と学生の活躍
本活動では、仙台大学子ども運動教育学科の学生が中心となって、子どもたちの体験をサポートしました。また、現職の保育者にもご協力いただき、実践的な視点から貴重なご指導をいただきました。
1. 森の探検(なつのすずしさビンゴ)
学生たちは、子どもたちといっしょに真夏の森で探検!木陰の涼しさや夏の昆虫、セミの鳴き声など、7月ならではの自然の表情を一緒に発見していきました。「なつのすずしさビンゴ」を使って、暑い夏でも森の中の涼しいスポットを見つける楽しい活動となりました。
森の探検隊!『なつのすずしさ』見つけられたかな?
2. おひるごはんづくり体験
真夏の野外炊事で豚汁とおにぎり作りに挑戦!学生たちは火の扱いや食材の準備を丁寧に指導しながら、暑さの中でも安全に配慮した調理体験を行いました。子どもたちと一緒に、夏の暑さを忘れる温かくて美味しいおひるごはんを作り上げました!
学生のお兄さんと一緒に、ドキドキの火おこし体験!
3. 森の自由遊び
真夏の森での自由遊びを見守りながら、「やりたいことをやってみる」時間!学生たちは遊びの提案や安全確保、ハンモック遊び、焚き火など、子どもたちの創造力豊かな遊びをサポートしました。こまめな水分補給と休息を取りながら、夏の自然を満喫していました。熱中症対策への取り組み
真夏の開催にあたり、以下の熱中症対策を徹底して行いました。10分を目安とした定期的な水分補給の声掛け
木陰での活動や休息の確保
帽子着用の徹底
体調不良の早期発見と対応
スタッフによる子どもたちの健康状態の継続的な観察
これらの対策により、参加者全員が安全に活動を楽しむことができました。
参加者と学生の声
[参加した子どもたち]
「豚汁が暑い日なのに美味しくて、おかわりしちゃった!」(6歳児)
「森の中は涼しくて、セミや鳥がいっぱい鳴いてて夏って感じがした!」(5歳児)
「お兄さん、お姉さんと一緒におにぎりを作るのが楽しかった!」(4歳児)
[保護者]
「暑い中での活動が心配でしたが、こまめな水分補給と休息で安全に配慮していただき安心でした」
「人気で応募が多い中、受け入れていただき、子どもが夏の自然を満喫できました」
[参加学生]
「真夏の活動では熱中症対策の重要性を実感し、安全管理への意識が高まりました」(3年生)
「暑さの中でも子どもたちの『楽しい!』という笑顔を見て、やりがいを感じました」(2年生)
「現職の保育者の先生から、夏の野外活動での注意点を具体的に学ぶことができました」(4年生)

森のレストラン!みんなで作った豚汁とおにぎりは最高!
● 教育的効果
本活動を通じた参与観察の結果、子どもたちと学生に以下のような成長が見られました。[子どもたちへの効果]
季節への理解と適応力:真夏の自然環境を体感することで、季節の特徴への理解が深まりました。
協調性の発達:暑さの中でも友達と協力し、助け合う心が育まれました。
忍耐力と達成感:暑い環境での活動を最後まで頑張り抜く力と、やり遂げた時の達成感を体験しました。
[学生への効果]
季節に応じた安全管理能力:真夏の野外活動における熱中症対策の重要性と具体的な方法を実践的に学びました。
環境適応力の指導:暑さという環境条件の中で、子どもたちが快適に活動できるよう支援する方法を習得しました。
健康観察力の向上:高温環境下での子どもたちの体調変化を見極める観察力が向上しました。
● 今後の展望
今回の7月開催は、20名募集に対し60名以上のお申し込みをいただき、「ふぉれぷれ!」への地域からの期待の高さを改めて実感いたしました。真夏という気象条件の中でも、適切な安全対策を講じることで、子どもたちに素晴らしい自然体験を提供できることが確認されました。今後も季節の特性を活かしたプログラムを継続的に展開し、それぞれの季節ならではの学びと発見の機会を子どもたちに提供してまいります。
真夏の自然は、子どもたちに季節の移り変わりと環境への適応力を学ぶ貴重な機会を与えてくれます。同時に、将来の保育者である学生たちにとっても、様々な気象条件下での安全管理と指導方法を学ぶ実践的な学びの場となっています。今後も安全を最優先に、関係機関との連携を深め、質の高い自然体験と学びの機会を提供してまいります。
※本活動は、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成を受けて実施しています。