2025/06/16
「ふぉれぷれ!夏のもりっこデイ☆」活動レポート(2025年6月8日)
20名募集のところ50名以上のお申し込みをいただく人気ぶりとなり、安全管理と活動内容等のバランスを慎重に検討した結果、33名まで増員して受け入れることとし、初夏の爽やかな自然の中で豊かな体験を重ねました。
活動内容と学生の活躍
本活動では、仙台大学子ども運動教育学科の学生が中心となって、子どもたちの体験をサポートしました。また、東北大学から脳科学分野の松﨑泰先生、榊浩平先生にスーパーバイザーとしてご参加いただき、子どもの発達や学習に関する専門的な視点から活動を支えていただきました。
さらに、現職の保育者の先生方にもご協力いただき、豊富な保育経験に基づく実践的なご指導をいただきました。
1. 森でミッケ!
学生たちは、子どもたちといっしょに初夏の森で探検!新緑が美しい若葉や初夏の昆虫、爽やかな風など、6月ならではの自然の表情を一緒に発見していきました。ミッケ!カードを使った、子どもたちの探究心を刺激する活動となりました。

見て!大きな葉っぱ、見つけたよ!
2. おひるごはんづくり体験
初夏の野外炊事でカートンドッグとコーンスープ作りに挑戦!学生たちは調理の手順を分かりやすく説明しながら、火の扱い方や食材の準備を丁寧に指導しました。
子どもたちと一緒に、6月の心地よい気候の下で美味しいおひるごはんを作り上げました!

青空の下で、いただきま~す!
3. 森の自由遊び
初夏の森での自由遊びを見守りながら、「やりたいことをやってみる」時間!学生たちは遊びの提案や安全確保、おにごっこや木登り、焚き火など、子どもたちの創造力豊かな遊びをサポートしました。梅雨入り前の爽やかな気候の中、みんな思い切り体を動かして遊んでいました。

石のサークルで何して遊ぼう?わくわくいっぱい!
参加者と学生の声
[参加した子どもたち]
「自分で作ったホットドッグが、とってもあつあつでおいしかった!」(5歳児)
「森の中は気持ちよくて、鳥の声がいっぱい聞こえて楽しかった!」(5歳児)
「お姉さんと一緒に虫探しをしたら、きれいな色の虫を見つけた!」(4歳児)
[保護者]
「たくさんのお申し込みがある中で、安全を第一に考えて受け入れていただき、ありがたく思います」
「梅雨入り前のとても良い時期に、子どもが自然の中で貴重な体験をすることができました」
[参加学生]
「脳科学の専門家の先生方から、子どもの成長に関する新しい視点を教えていただきました」(4年生)
「現職の保育者の先生方の温かいご指導で、実際の保育現場で大切なことを学べました」(3年生)
「多くの子どもたちを安全にお預かりする責任の重さと、やりがいを感じました」(4年生)
教育的効果
本活動を通じた参与観察の結果、子どもたちと学生に以下のような成長が見られました。
[子どもたちへの効果]
自然への関心と観察力の向上:初夏の美しい自然を五感で感じることで、自然への愛着と興味が深まりました。
仲間との協力と思いやり:みんなで一緒に活動することで、お友達を大切にする気持ちが育まれました。
やってみようとする気持ち:火を使った調理や森での遊びなど、新しいことに積極的にチャレンジする姿が見られました。
[学生への効果]
実践的な保育力の向上:現職保育者の温かいご指導により、子どもたちとの関わり方を実践的に学びました。
子どもへの理解を深める:脳科学の専門家によるご指導を通じて、子どもの成長について科学的な視点を得ました。
安全への意識と責任感:多くの子どもたちをお預かりする中で、安全管理の大切さと責任の重さを学びました。
●今後の展望
今回の6月開催は、予想を大幅に上回るたくさんのお申し込みをいただき、「ふぉれぷれ!」への温かいご支援を実感いたしました。安全を最優先に考えながら、できるだけ多くの子どもたちに参加していただけるよう検討を重ね、33名まで受け入れることができました。
今後も季節ごとの自然の魅力を活かしたプログラムを大切に続け、さらに多くの子どもたちに自然の素晴らしさを感じていただける機会を提供してまいります。
初夏の自然は、子どもたちに清々しく心地よい学びの時間を与えてくれます。
同時に、将来保育者を目指す学生たちにとっても、専門的な知識と実践的な経験を組み合わせた、かけがえのない学びの場となっています。
今後も皆様の安全を第一に、関係機関の皆様との連携を大切にしながら、質の高い自然体験と豊かな学びの機会をお届けしてまいります。
※本活動は、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成を受けて実施しています。