2017/09/04

2020東京オリ・パラ事前キャンプ誘致事業(ベラルーシ新体操競技)への参画
(近隣の白石市・柴田町の内閣府ホストタウン登録における協働)

 平成29年7月、内閣府第4次ホストタウンとして、白石市と柴田町が登録されました。
 地方創生の一環として、2020年東京オリ・パラに向け、スポーツ立国、グローバル化の推進、地域の活性化、観光振興等に資する観点から、参加国・地域との人的・経済的・文化的な相互交流を図る地方公共団体を「ホストタウン」として全国各地に広げていくという国策への参画です。
 首相官邸のHPでは、「仙台大学との連携により事前合宿招致推進協議会を組織し、ベラルーシ新体操の事前合宿誘致活動を実施。ベラルーシ体操協会と事前合宿に関する協定書を締結」と案内されております。
 ベラルーシ共和国は、首都ミンスク市と仙台市とが姉妹都市の関係にあり、「仙台」という名前の縁で仙台大学とベラルーシ国立体育大学との間で10年以上の交流があり、その一環で仙台大学で2年新体操を指導した経験を有する同大学教員の貢献により、同国の新体操チームの事前キャンプの誘致が実現し、仙台大学も共同実施者として協力することになりました。
 平成29年は、新体操の国際大会である「イオンカップ」開催後の10月初旬、白石市と仙台大学で事前キャンプを実施し、平成30年には7月下旬に実施する予定になっております。また、その後も2020年まで、開催時期の気候環境等に慣れるため、オリ・パラ開催期間に合わせてキャンプを実施することになっております。
 仙台大学学生にとっても、国際交流はもとより、新体操強豪国であるベラルーシ共和国の代表選手の練習の実態に触れることにより、スポーツを取巻くそれぞれの専攻領域の勉学に非常に参考になるとともに、オリ・パラという国家事業と地方創生とのコラボを身近に体験することにより、将来の高齢・人口減少社会の担い手としての自覚も身につくという貴重な人生体験の機会を得ることとなります。さらに、平成30年からは、柔道競技について、本学の南條教授がリオ五輪で女子柔道監督を務めた関係から、蔵王町がホストタウン事業として誘致しているパラオ共和国、また本人が指導責任者の一人として名を連ねるハンガリーから、それぞれ代表候補選手が来学し、事前キャンプを実施する予定となっております。

(写真:ベラルーシ体操協会 提供)


(写真:白石市・柴田町・仙台大学オリ・パラ誘致推進協議会 提供)
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