2025/10/30

『学生と教員を対象とした生成AIの教育利用状況と意識に関する 全国調査 2024年-2025年比較調査』の報告書作成のお知らせ

 本学AI教育研究チーム(代表:齋藤長行教授)は、学生と教員を対象とした生成AIの教育利用状況と意識に関する全国調査 2024年-2025年比較調査」の報告書を作成しました。
 この調査では、全国約9,044名の学生と教員を対象に以下の項目について調査を行いました(有効回答数:7,231名)。

生成AIの利用状況

生成AIに対する意識

教員からみた生成AIの教育上の課題や問題

学生が生成AIを使用することによる学習上の課題や問題


 調査の主なファインディングは以下の通りです。

学生の生成AIの利用率が過半数(54.5%)を超え、教育現場での生成AIの活用は「導入の是非を問う段階」から「実装段階」に移行していることを認識する必要がある。

不正行為への不安感に関して、高校教員で増加と大学・中学校教員での低下という校種間で不安感の差が生じている。

生成AIの出力結果をコピー&ペースト(C&P)した経験がある高校生の割合は増加傾向にある。

学生の約半数(50.5%)が「適切に使える自信がない」と回答しており、「引用スキル」や「ファクトチェック知識」が十分ではなく、段階的指導が必要である。


 本調査報告は、適切な生成AIの教育利用ルール策定に役立つと考えております。
 また、仙台大学の教育研究・人材育成は、情報・理数データサイエンスが重要な地位を占めており、今後の方向性としては、以下のような展開も考えております。

スポーツ科学を専攻領域とする仙台大学生、スポーツとの関わりを志向する中高生、これらの人材育成に携わる教員(体育教員養成分野も含む)という教育界で重要な層に焦点を当てた調査・分析
 

 

「学生と教員を対象とした生成AIの教育利用状況と意識に関する全国調査 2024年-2025年比較調査」

<本件に関するお問い合わせ>
仙台大学企画部広報課

〒989-1693

宮城県柴田郡柴田町船岡南2-2-18

TEL 0224-55-1802

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