2023/07/06

生成系 AI の利用について

令和5年6月6日

学生の皆さんへ

仙 台 大 学
学長 髙橋 仁
 
生成系 AI の利用について


 Chat GPTやStable Diffusion XL などの生成系AIが急速に進展と普及を見せており、すでに試してみたり、積極的に使用したことがある方もいるでしょう。そして、様々な教育現場や企業においてその活用の是非が問われており、国においてもその運用の方向性について議論されています。この様な状況を踏まえて、本学における生成系 AI の利用に関する留意事項や対応について、次のとおりお知らせします。

 生成AIの利用は、文章や画像の生成、相談事、校正など多岐に渡っています。ですが、その技術はまだ発展途上であり適切でない情報や不正確な情報を生成することがあることを理解しておいてください。また、個人情報やプライバシー情報等が意図しないで漏えいする可能性があります。更に、生成したものが、著作権侵害に当たる可能性もあります。以上を踏まえ、生成AIを利用する際の留意点は、以下のとおりとします。


【留意点】
  • AI が出力した文章をレポートや論文等にそのままコピーしてはいけません。課題によっては、不正行為である剽窃(ひょうせつ)と見なされる場合があります。                                                               ※剽窃…他人の著作物(文章、図、写真等)をコピペ等して自分のものとして用いること。
  • レポート課題や論文は、あなた自らが作成した文章である「自分の著作物」を提出しなければなりません。AIが生成した文章は、あなたの著作物とは言えません。
  • 大学は、学生の皆さんが客観的で論理的な文章理解・生成の能力を育成する学びの場です。AI を利用することにより、皆さんの思考が阻害されてしてしまうことがあってはなりません。
  • AI から出力された情報が正しいか否かを必ず確認してください。情報を確認する際は、複数の情報源を基にして行うことを推奨します。
  • 個人情報、プライバシー情報および機密情報を AI に入力しないように留意してください。
 上記内容はあくまでも現時点での話であり、今後、文部科学省や総務省など国の方針が出されたり、法整備が整ってきた際には、内容を修正することがあります。修正された場合には早急に皆さんに周知いたします。
以上
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