2026/02/04

現場で学び、未来へ進む力を得た4年間――仙台大学で築いたATへの確かな土台


 ケガの予防から応急処置、コンディショニングまで、アスレティックトレーナー(AT)はスポーツ現場に欠かせない存在だ。その仕事に憧れ、仙台大学で実践的な学びを積み重ねてきた学生の挑戦を紹介する。
 

「現場で学べる」環境を求めて選んだ進路

 高校時代はスピードスケートに打ち込んでいた安井さん。競技を続ける中で、次第に「将来はスポーツの現場に関わる仕事がしたい」と考えるようになった。その手段として選んだのがATという道だった。
進路で重視したのは、知識(座学)だけでなく「実際の現場で学べる環境があるかどうか」。ATルームをはじめとした充実した施設と、学生のうちから実践的に活動に携われる点が、仙台大学を選ぶ決め手となった。
 

ATルームと部活動での活動を通して得た「責任感」

 入学後は迷うことなくAT部に入部。1年次はATルームで教員や先輩の活動を見学しながら、現場の基本と空気を学んだ。
 2年次からは男子バレーボール部の練習や試合の現場で、練習前のテーピング、ケガの評価や応急処置、選手一人ひとりに合わせたコンディショニングなど、実践的なサポートを経験した。
 特に印象に残っているのは、初めての遠征に同行した際、選手が捻挫したにもかかわらず、何もできなかった経験だという。その悔しさは、「知識として知っているだけでは現場では通用しないこと」そして、「選手の安全と競技人生に責任を持って関わる重要性」を強く実感した。
 
 

選手の状態を確認しながらテーピングを行う

 

仙台大学で身につけた、未来へ進む力

 ATを目指し、1年次から継続して学修に取り組んだ安井さん。4年次には、1日6時間机に向かう生活を続けた。AT部の活動や授業の合間を縫って積み重ねた努力は、11月の1次試験合格という成果につながった。現在は2月に控える二次試験に向け、対策に打ち込む日々を送っている。合格発表のある5月までは落ち着かない時間が続くが、未来の目指す自分に向かって努力を重ねている。
 今後は専門学校で鍼灸あんまを学び、高校生や大学生のスポーツ現場で活躍できるアスレティックトレーナーを目指す。知識と現場が結びついた仙台大学での4年間は、その夢を支える確かな土台となっている。
 

ATルームでは選手とコミュニケーションをとり、信頼関係を築く

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