2018/11/20

「第14回スポーツシンポジウム」を開催しました



11月12日(月)18:00~20:30、仙台市・せんだいメディアテーク1Fオープンスクエアを会場として、仙台市・河北新報社・仙台大学の共催及びスポーツコミッションせんだい協力により「第14回スポーツシンポジウム」が開催され、250名の聴講者が参加されました。
今回のテーマは『スポーツの持つ力とスポーツのある街仙台を考える~市民・ボランティアの力がささえるスポーツ~』であり、基調講演、スポーツリレートークによる各講演者の講演が行われました。




初めに、基調講演として、「スポーツが持つ力と地域活性化」をテーマに、鈴木大地スポーツ庁長官からの講演が行われ、スポーツは感動を与えるだけでなく、地域へ社会的効果・経済効果を創出し、スポーツによる持続的なまちづくりが地域活性化に繋がって行くことの大切さを強調され、スポーツによるまちづくり・地域活性化の推進のためには地元自治体や大学、企業などでつくる「地域スポーツコミッション」の拡大の必要性の呼び掛けがありました。
 



次に、基調講演を受けて、三名の講演者によるスポーツリレートークが行われ、スポーツの持つ力や地域活性への拡がり、各地域でのスポーツへの独自の取り組み、スポーツをささえる市民ボランティア活動の現状と実例をもとに考察報告がなされました。
 

<スポーツリレートーク>


「海よ、ノーサイドだ。私たちは未来だ」
岩?昭子氏 浜べの料理宿宝来館女将/一般社団法人根浜MIND代表理事
東日本大震災からの復興の目標の一つ、2019年ラグビーワールドカップ招致を実現した釜石市。開催に至る想いと釜石とラグビーの関わり、特にラグビーの聖地としての釜石を世界に知ってもらいたいと期待感を語りました。
 



「スポーツで勇気と笑顔の共有」
石田卓士氏 新潟県立中央病院内科部長/新潟大学医学部臨床准教授/医学博士
病院の子どもたちにスポーツ観戦をとの思いから始めた病院ビューイングは医療関係者、クラブ、サポーター、ボランティアの連携で大きく広がっており、その経緯と成果についての事例報告を話されました。
 



「スポーツを通じて『する・みる・ささえあう』まちへ」 
泉田和雄氏 市民スポーツボランティアSV2004代表理事 
日本有数のスポーツボランティアのまち・地域となった仙台・宮城、その要因と活動のこれまでとこれから、「支え合う」ことから生まれる可能性について、地域の取り組み事例を含めて語りました。
最後に、池田敦司教授がスポーツの持つ力と街に及ぼす影響をもとに、スポーツのある街づくりを進めていくために、「ささえるスポーツ」という関わり方もあることを強調しリレートークのまとめが行われました。
次年度以降においても、産官学共催という本シンポジウム開催の趣旨を大局的な観点から捉えて、より一層発展させて行くよう取り組んで行くことが大切となります。
<学術会>
 
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