実務経験の有無 | | 経済協力開発機構(OECD):ポリシーアナリスト、KDDI総合研究所:研究主査、LINE株式会社:上席研究員、総務省情報通信政策研究所:特別研究員を歴任 |
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授業の概要 | | 今日、私たちの日常生活の多くの局面において、情報・メディアを介したコミュニケーションが行われています。携帯ディバイス、ソーシャルメディア、メディア・プラットフォーム、IoT、AI等を介したコミュニケーションは、私たちに多くの利益をもたらしています。その一方で、ユーザー同士のトラブル、犯罪者との遭遇、個人情報の漏洩等、メディアを介したコミュニケーションには負の側面もあります。従って、私たちには、メディアの特質を認識し、適切に利用するための知識の共有、態度の醸成、社会制度の構築、更には、国境を超える課題への対処が求められます。 本講義は、社会情報学の観点から、メディアを介したコミュニケーションの諸形態を体系的に理解するとともに、メディアに介在する各プレーヤー同士の相互関係について認識を深めることを目的とします。 |
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DPとの関連性 | | |
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体育学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1810&name=taiiku |
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. | | 健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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健康福祉学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1224&name=kenhuku |
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. | | スポーツ栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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スポーツ栄養学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1355&name=eiyo |
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. | | スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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スポーツ情報マスメディア学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1370&name=media |
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. | | 現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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現代武道学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1385&name=gbd |
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. | | 子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。 |
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子ども運動教育学科 | | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1350&name=kdm |
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アクティブ・ラーニングについて | | | | | 課題解決型学習(PBL) | | | | 反転学習 | ■ | | | ディスカッション | ■ | | | ディベート | | | | グループワーク | ■ | | | プレゼンテーション | ■ | | | 実習 | | | | フィールドワーク | | | |
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授業の一般目標 | | ・メディアのコミュニケーション構造の概要を説明できる。 ・メディアの各プレーヤー(利用者、社会集団、企業、政府)のそれぞれの相互関係、利害関係を説明することができる。 ・メディア利用者の利用の自由と保護とのバランスの必要性を説明できる。 ・インターネットを利用する青少年に特に必要となる保護政策について説明することができる。 ・メディア環境における良好なコミュニケーションを図るための方策を提案できる。 ・メディアの正と負の両局面を踏まえたガバナンスのあり方を各プレーヤーレベルで提案できる。 |
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授業の履修目標 | | | | | | 対象 | 領域 | 内容 | | | | ■ | 認知的領域 | メディアのコミュニケーション構造の概要を説明できるようになる。 | | | | ■ | 情意的領域 | メディア環境において良好なコミュニケーションを図ろうと努める態度の醸成を目指す。 | | | | | 技能表現的領域 | | | | |
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授業の到達目標 | | | | | | 対象 | 領域 | 内容 | | | | ■ | 認知的領域 | メディアのコミュニケーション構造の概要を説明できる。 | | | | ■ | 情意的領域 | メディア環境において良好なコミュニケーションを図ろうと努める態度を持つ。 | | | | | 技能表現的領域 | | | | |
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ルーブリック | | | | | | | | | 評価項目 | 評価基準 | | | | | | 十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている | 十分に達成している 【履修目標】 | おおむね達成している | 最低限達成している 【到達目標】 | 達成していない | | | | | | 秀 | 優 | 良 | 可 | 不可・放棄 | | | | | | | メディアのコミュニケーション構造 | メディアの各プレーヤー(利用者、社会集団、企業、政府)のそれぞれの相互関係、利害関係を踏まえた上でのメディアガバナンスを提案できる。 | メディアの各プレーヤーのそれぞれの相互関係・利害関係について説明できる。 | メディアの各プレーヤーの役割について説明できる。 | メディアは多様なプレーヤー(から構成されていることを認識している。 | メディアは多様なプレーヤーから構成されていることを認識していない。 | | | | | | | メディア環境における良好なコミュニケーション | メディアの負の側面を踏まえつつ、良好なコミュニケーションを図るための諸方策を常に考えている。 | メディアの負の側面を踏まえつつ、良好なコミュニケーションを図ろうとする。 | メディアの負の側面を踏まえてメディアを利用している。 | メディアの負の側面を踏えてメディアを利用をしている。 | メディアの負の側面を踏えたメディア利用をしていない。 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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授業計画(全体) | | メディアのコミュニケーション構造について、自分の考えをショートレポートにまとめるという作業を行うことにより、論理的な文章作成能力を身に着けることを目的とします。 具体的には、「主張」「根拠」「論拠」から構成される三角ロジックを用いた論述方法を学びます。 この三角ロジックによる文書技法を身に着けることは、他の科目のレポートや卒業論文執筆の手助けとなるでしょう。 |
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授業計画(各回のテーマ等) | | | | | | | | | No | テーマ | 内容 | オンライン授業 | 授業外学修 | 時間数 | | | | | | | 1. | メディアとコミュニケーション文化 | メディア・コミュニケーションにおける個人、集団、社会 | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 2. | メディアのプレーヤー | 情報の受け手、情報の送り手、社会集団、政府・自治体、国際機関 | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 3. | インターネットメディアの特質 | ソーシャルメディア、消費者生成メディア(CGM)、情報の信ぴょう性 | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 4. | オープンチャットとクローズドチャットにおけるコミュニケーションの差異 | 通信の秘密、監視体制、個人情報、プライバシー情報 | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 5. | ユーザーが起点となるメディアの社会問題 | 流言飛語、誹謗中傷、電凸、バイトテロ、個人情報、ネットいじめ、炎上、ネット依存 | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 6. | インターネットメディアに課せられた青少年保護問題 | ネット利用の自由、保護者の責務、事業者の責務、啓発教育 | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 7. | 国際レベルでのインターネット青少年保護 | インターネットの幸福、児童ポルノ対策、国際連携、エビデンスに基づく保護、ペアレンタル・コンセント、メディア・リテラシー | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 8. | ソーシャルメディア・プラットフォームを介したコミュニケーション | プラットフォーム経済圏、プラットフォーマー | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 9. | IoT、ビッグデータで変わるコミュニケーション | IoT、Big Data、センサ、行動履歴、利用履歴、個人情報保護、EU一般データ保護規則(GDPR) | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 10. | 人工知能(AI)とのコミュニケーション | ロボットとダンスする、雇用の二極化、知覚的認知、創造的知識、社会的知性 | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 11. | AIチャットボットとのコミュニケーション | チャットボット、スマートスピーカー、音声入力、自然言語処理、ディープ・ラーニング、レコメンデーション | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 12. | メディアの提供事業者の社会的責任 | アプリ審査、監視体制、企業の社会的責任(CSR)、啓発教育、協議会 | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 13. | 政府による持続的成長を可能とするメディア環境整備 | 持続可能な開発目標(SDGs)、Society 5.0、産業振興政策、消費者保護政策 | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 14. | メディア利用環境の整備に向けた国際政策 | OECD「インターネット青少年保護勧告」、国際電気通信連合(ITU)、G20サミット、SDGs | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | | 15. | グループ・プレゼンテーション | ジグソー学習法、ロールプレイ学習法を基にしたプレゼンテーション | | 次回授業に向けた配布資料を基にした課題の作成(ショートレポート) | 4時間 | | | | | | |
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成績評価方法(方針) | | ・授業外レポート(期末レポート):60% ・各回講義における宿題(予習ドキュメントの要約、授業外レポート)(第1回~14回):30% ・授業内における口頭発表:10% |
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成績評価方法(詳細) | | | | | | | | 到達目標\評価方法 | 認知的領域 | 情意的領域 | 技能表現的領域 | 評価割合(%) | | | | | | 定期試験 | ― | ― | ― | | | | | | | 授業内レポート | ○ | ○ | ― | 30% | | | | | | 授業外レポート | ○ | ○ | ― | 60% | | | | | | 演習・実技 | ― | ― | ― | | | | | | | 授業態度 | ― | ○ | | 10% | | | | | | 出席 | 欠格条件 | | | | | |
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レポートの実施・返却(方針) | | 反転学習として、 ①次回の授業に関連する資料の通読 ②その要点要約(授業外レポート)(約200字) の課題を出題してもらいます。 提出して頂いたレポートには、授業の中で全体総括を行うとともに、個々人にフィードバックします。 |
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履修上の注意(受講学生に望むこと) | | ・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。 | 本講義では、講義を聴くだけでなく、グループディスカッションやショートレポートの提出、予習課題の出題を行い、それをもって評価を行います。自分の考察力、問題の探求力育成のためにも積極的に取り組んでください。 |
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関連科目 | | |
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教科書 | | | | | | | | № | 書名 | 著者 | 出版社 | 出版年 | | | | | | 01 | - | | | | | | | | | 02 | - | | | | | | | | | 03 | - | | | | | | | | | 04 | - | | | | | | | | | 05 | - | | | | | | | | |
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参考書 | | | | | | | | № | 書名 | 著者 | 出版社 | 出版年 | | | | | | 01 | 『エビデンスに基づくインターネット青少年保護政策』 | 齋藤長行 | 明石書店 | 2017 | | | | | | 02 | 『サイバーリスクから子ども守る』 | OECD著、齋藤長行(著・訳)、新垣円(訳) | 明石書店 | 2016 | | | | | | 03 | 『デジタルコンテンツアセッサ入門-インターネットコンテンツ・リスク対策-』 | 白鳥令、齋藤長行、上沼紫野、曽我部真裕、鎌田真樹子、西澤利治 | 近代科学社 | 2016 | | | | | | 04 | 新版 議論のレッスン | 福澤一吉 | HK出版 | 2018 | | | | | |
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オフィスアワー | | |
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GCR | | |
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その他 | | |
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備考 | | 感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、 大学の指示に従い受講して下さい。 |
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