科目ナンバリングS-SAE031J-01、H-SAE031J-01、N-SAE031J-01、I-SAE031J-01、M-SAE031J-01
科目コード967900
科目名生涯学習支援論
科目名(英語)Lifelong Learning Support Theory
学科体育学科、健康福祉学科、スポーツ栄養学科、スポーツ情報マスメディア学科、現代武道学科
学年3年
学期前期
授業形態講義
必修・選択の別
単位数2
担当教員庄子 佳吾
開講の別単独開講


実務経験の有無
1 「どのような実務経験を持つ教員か」国立青少年教育施設における実務経験を有する。
2 「実務家経験がどのようにこの科目と関連するか」生涯学習支援の現場での実務経験は、本科目の内容と深く関連する。学習プログラム開発、学習相談、ファシリテーション等の実践的知識・技術は、講義内容を具体的に補完し、学生の理解を深める上で有用である。
3 「実務家経験の科目への活かし方」実務経験で得られた知見や実践事例(例:地域課題解決型学習プログラム、多世代交流事業)を講義で紹介する。また、学習プログラムの企画演習やロールプレイング等を取り入れ、実践的な学びの機会を提供する。
授業の概要
本科目では、生涯学習を支援するための基本的な知識とスキルを習得する。講義では、学習者の特性に応じた支援方法、学習プログラムの企画・運営、学習相談、ファシリテーション、ワークショップデザイン等を学ぶ。また、グループワークやロールプレイング、事例検討等を通じ、実践的な学びを深める。
DPとの関連性
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体育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
体育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1311&name=taiiku
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健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。
健康福祉学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1336&name=kenhuku
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スポーツ栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ栄養学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1442&name=eiyo
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スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。
スポーツ情報マスメディア学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1923&name=media
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現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。
現代武道学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1496&name=gbd
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子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。
子ども運動教育学科https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1461&name=kdm
アクティブ・ラーニングについて
課題解決型学習(PBL)
反転学習
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
授業の一般目標
生涯学習支援に関する理論と実践を統合的に理解し、多様な学習者に対する効果的な支援方法を習得する。生涯学習支援者としての専門的知識・技術を身につけ、地域社会における生涯学習の推進に貢献できる人材を育成する。
授業の履修目標
対象領域内容
認知的領域生涯学習支援の原理、方法、関連知識を理解し、多様な学習者への支援方法を説明できる。
情意的領域多様な学習者の視点に立ち、主体的に学習支援に関わろうとする態度を身につける。
技能表現的領域学習プログラムの企画、学習相談、ファシリテーション等を効果的に実践できる。
授業の到達目標
対象領域内容
認知的領域生涯学習支援の原理と方法、学習プログラム編成、学習者の特性を理解し、説明できる。
情意的領域学習者の主体性を尊重し、対話を重視する姿勢を持ち、生涯学習支援者としての役割を自覚する。
技能表現的領域学習者の特性やニーズに合わせて、適切な学習支援方法を選択・活用し、実践できる。
ルーブリック
評価項目評価基準
十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている十分に達成している
【履修目標】
おおむね達成している最低限達成している
【到達目標】
達成していない
不可・放棄
生涯学習支援の知識生涯学習支援の知識を体系的に理解し、関連する理論や概念を横断的に活用しながら、現代社会の課題や事例に即して具体的かつ創造的に説明できる。生涯学習支援の原理、方法、関連知識を理解し、多様な学習者への支援方法を説明できる。生涯学習支援に関する知識を深く理解し、具体例や根拠を示しながら、論理的に説明できる。生涯学習支援の原理と方法、学習プログラム編成、学習者の特性を理解し、説明できる。生涯学習支援の知識が不足している。
学習支援への意欲と態度多様な学習者の視点に立ち、共感的理解を示し、そのニーズや課題に対して、倫理的配慮を踏まえつつ、具体的かつ実現可能な改善策を提案し、主体的に行動できる。多様な学習者の視点に立ち、主体的に学習支援に関わろうとする態度を身につける。多様な学習者の視点に立ち、共感的理解を示し、そのニーズや課題に対して、倫理的配慮を踏まえつつ、具体的かつ実現可能な改善策を提案できる。学習者の主体性を尊重し、対話を重視する姿勢を持ち、生涯学習支援者としての役割を自覚する。学習支援への意欲と態度が不十分である。
学修支援の実践的技能多様な学習支援の状況を的確に分析し、関連知識や理論、実践経験に基づき、創造的かつ効果的な学習プログラムを企画・実践し、その成果を客観的に評価・改善できる。学習プログラムの企画、学習相談、ファシリテーション等を効果的に実践できる。多様な学習支援の状況を的確に分析し、関連知識や理論、実践経験に基づき、効果的な学習プログラムを企画・実践し、その成果を客観的に評価できる。学習者の特性やニーズに合わせて、適切な学習支援方法を選択・活用し、実践できる。学修支援の実践的技能が不足している。
授業計画(全体)
生涯学習支援論では、学習者理解、支援原理、発達課題、特別な支援、学習相談、効果的支援法、プログラム編成、参加型学習、ファシリテーション、ワークショップ、現場理解、課題と展望を学ぶ。講義、演習、グループワーク等を通じ、実践力を養う。最終回は、全体を振り返り、自己のキャリア形成を考察する。
授業計画(各回のテーマ等)
Noテーマ内容オンライン授業授業外学修時間数
1.オリエンテーション生涯学習支援論の全体像、授業の進め方、評価方法を説明する。生涯学習支援の今日的意義と課題を概観し、学習意欲を高める。シラバスを熟読し、授業の目的・進め方・評価方法を確認する。4時間
2.学習者の理解と学習支援の原理生涯学習者の多様な特性(年齢、性別、文化、障害等)を理解する。学習意欲を高める関わり方、学習支援の原理を学ぶ。講義内容を復習し、生涯学習者の多様な特性と学習支援の原理を整理する。4時間
3.成人期の学習と発達課題成人期の発達課題と学習ニーズを理解する。成人学習の特性を踏まえ、効果的な学習支援のあり方を考察する。講義内容を復習し、成人期の発達課題、学習ニーズ、学習特性を整理する。4時間
4.特別な支援を要する人々の理解と支援障害者、外国人、高齢者等、特別な支援を要する人々の特性と学習ニーズを理解する。合理的配慮と共生社会の視点を学ぶ。講義内容を復習し、特別な支援を要する人々の特性と学習支援を整理する。4時間
5.学習相談の意義と方法学習相談の意義と役割を理解する。学習相談の基本的なスキル(傾聴、共感、質問等)をロールプレイングで習得する。講義内容を復習し、学習相談の意義と基本的なスキルを整理する。4時間
6.効果的な学習支援法講義法、討議法、体験学習、eラーニング等、多様な学習支援法を理解する。学習者の特性に応じた支援法の選択・活用を学ぶ。講義内容を復習し、多様な学習支援法を比較検討し、特徴を整理する。4時間
7.学習プログラムの編成方法(1) ニーズの把握とテーマ設定学習ニーズの把握方法(調査、インタビュー等)を学ぶ。ニーズに基づいたテーマ設定、学習目標の設定方法を演習する。講義内容を復習し、学習ニーズの把握方法とテーマ設定の手順を整理する。4時間
8.学習プログラムの編成方法(2) プログラムデザイン演習具体的なテーマを設定し、学習プログラムを企画・立案する。グループワークで相互評価し、プログラムを改善する。講義内容を参考に、自ら学習プログラムを企画・立案する。4時間
9.参加型学習の基本的考え方参加型学習の意義と効果を理解する。参加型学習を設計する上での留意点、ファシリテーターの役割を学ぶ。講義内容を復習し、参加型学習の意義、留意点、ファシリテーターの役割を整理する。4時間
10.ファシリテーションの理論と技法ファシリテーションの定義、役割、スキルを理解する。アイスブレイク、意見集約、合意形成等の技法を演習する。講義内容を復習し、ファシリテーションの定義、役割、スキルを整理する。4時間
11.ワークショップのデザインと実践(1)ワークショップの定義、目的、構成要素を理解する。目的に応じたワークショップのデザイン方法を演習する。講義内容を復習し、ワークショップの定義、目的、構成要素を整理する。4時間
12.ワークショップのデザインと実践(2)模擬ワークショップを企画・実施・評価する。相互評価を通じ、ワークショップデザイン力、ファシリテーション力を高める。模擬ワークショップを企画・実施・評価し、その結果をレポートにまとめる。4時間
13.生涯学習の現場理解生涯学習支援の現場(公民館、図書館、博物館、NPO等)の活動事例を学ぶ。現場の課題と今後の展望を考察する。講義内容を参考に、生涯学習支援の現場の活動事例を調査する。4時間
14.生涯学習支援の課題と展望生涯学習支援の今日的課題(格差、孤立、多文化共生等)を理解する。生涯学習支援の専門職としての役割と展望を考察する。講義内容を復習し、生涯学習支援の今日的課題と専門職の役割を整理する。4時間
15.まとめと学習成果の確認生涯学習支援論全体を振り返り、学びの成果を確認する。今後の学習課題を明確にし、自己のキャリア形成について考える。講義全体を振り返り、学びの成果と今後の課題を整理する。4時間
成績評価方法(方針)
授業態度(30%)、授業内レポート(40%)、期末レポート(30%)で総合的に成績評価を行う。
成績評価のためには2/3以上の出席が必要である。
成績評価方法(詳細)
到達目標\評価方法認知的領域情意的領域技能表現的領域評価割合(%)
定期試験----
授業内レポート40%
授業外レポート30%
演習・実技----
授業態度30%
出席欠格条件
レポートの実施・返却(方針)
Google Classroom(GCR)を用いて、毎回の講義の質問や感想・コメントを受け付ける。
応答は基本的にGCR内で行うが、内容によっては、適宜授業の中でフィードバック(解説、講評等)を行う。
期末レポートでは希望者にフィードバックを行う。
履修上の注意(受講学生に望むこと)
・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。
・この授業では、特に主体的な学びを重視する。そのため、講義で学んだ内容をそのまま受け入れるのではなく、常に自分自身の問題意識を持って、批判的に検討し、自分なりの意見を形成するよう努めてほしい。
・グループワークやディスカッション、フィールドワークなど、他の学生と協働して学ぶ機会を多く設けるので、積極的に参加し、互いに学び合う姿勢を大切にしてほしい。
・授業で紹介する参考文献や資料などを積極的に活用し、授業外でも自ら学びを深めることを期待する。
・実施上の都合により、進行順や教材を変更する場合がある。
関連科目
本学における社会教育に関する科目(社会教育主事任用資格の取得に必要な科目)
教科書
書名著者出版社出版年
01使用しない
参考書
書名著者出版社出版年
01生涯学習支援論清國 祐二ぎょうせい2020
02生涯学習支援のデザイン髙井 正 編著
中村 香 編著
玉川大学出版部2019
オフィスアワー
月曜日12:40-14:10
GCR
6puxiej
その他
(1) 社会教育主事任用資格を取得しようとする者は、本学における社会教育に関する科目を修得しなければならない。
(2) 生涯学習概論B、社会教育経営論A・B、社会教育実習及び社会教育演習を履修することができるのは、生涯学習概論Aの単位を修得した者に限る。
(3) 社会教育主事任用資格に関する科目単位修得証明書(見込証明書)が必要な者は、教育企画課に願い出ること。
備考
感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、
大学の指示に従い受講して下さい。