科目ナンバリング		C-SOS111J-02

科目コード		522090

科目名		社会構造と人間関係

科目名（英語）		Social Structure and Human Relationship

学科		全学科

学年		１年

学期		後期

授業形態		講義

必修・選択の別

単位数		2

担当教員		庄子　佳吾

開講の別		単独開講

実務経験の有無


	1 「どのような実務経験を持つ教員か」	国立青少年教育施設における実務経験を有する。

	2 「実務家経験がどのようにこの科目と関連するか」	実務経験を通じて、青少年の成長過程や、彼らを取り巻く社会環境に関する知見を深めるとともに、多様な関係者と協働しながら事業を推進する力を培った。

	3 「実務家経験の科目への活かし方」	本授業では、これらの経験を活かし、社会構造や人間関係が青少年に与える影響について、具体的な事例を交えながら解説する。また、学生が自身の経験と照らし合わせながら、社会学的な視点を養えるよう指導する。

授業の概要

本授業では、社会学的視点から現代社会の人間関係や社会構造を読み解く。具体的には、宮崎駿監督の映画を題材とし、作品に描かれた社会構造や人間関係、登場人物の生き方や価値観を分析する。事前にGCRで資料を配布し、予習後に映画視聴と課題への取り組みを行う。担当教員の国立青少年教育施設における実務経験を活かし、青少年と社会構造・人間関係の関連性についても言及する。他科目との関連では、「社会学概論」や「教育社会学」の基礎理論を応用する。

DPとの関連性


Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ	Ⅴ

			■	■

体育学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

体育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=591&name=taiiku

健康福祉学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

健康福祉学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=616&name=kenhuku

スポーツ栄養学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

スポーツ栄養学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=722&name=eiyo

スポーツ情報マスメディア学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

スポーツ情報マスメディア学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=1203&name=media

現代武道学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

現代武道学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=776&name=gbd

子ども運動教育学科のＤＰは下記のリンクを参照してください。

子ども運動教育学科

https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=741&name=kdm

アクティブ・ラーニングについて


	課題解決型学習（ＰＢＬ）	■

	反転学習	■

	ディスカッション	■

	ディベート

	グループワーク

	プレゼンテーション

	実習

	フィールドワーク

授業の一般目標

社会学的な視点を用いて、現代社会における人間関係や社会構造の特徴を理解し、自らの経験や現代社会が抱える諸問題と関連付けて考察できるようになる。また、映画作品の分析を通じて、他者の意見に耳を傾け、自分の意見をわかりやすく表現するコミュニケーション能力を向上させ、多様な価値観が共存する社会のあり方を主体的に探求する姿勢を身につける。

授業の履修目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	映画作品に描かれた社会構造や人間関係の特徴を、社会学の主要な概念を用いて説明できる。

■	情意的領域	映画作品の分析を通じて、現代社会における多様な価値観のあり方について、自身の意見を明確に表明できる。

■	技能表現的領域	社会学的視点を用いて、映画作品を分析した結果を、論拠を示しながら、レポートとして論理的に記述できる。

授業の到達目標


対象	領域	内容

■	認知的領域	映画作品に描かれた社会構造や人間関係の特徴を、社会学の複数の概念と関連付け、具体的事例を挙げて詳細に説明できる。

■	情意的領域	映画作品の分析を通じて、現代社会における多様な価値観のあり方について、自身の意見を明確かつ説得力を持って表明し、他者と議論できる。

■	技能表現的領域	社会学的視点を用いて、映画作品を分析した結果を、論拠を示しながら、説得力のあるレポートとして、的確な表現を用いて記述できる。

ルーブリック


評価項目	評価基準

	十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている	十分に達成している【履修目標】	おおむね達成している	最低限達成している【到達目標】	達成していない

	秀	優	良	可	不可・放棄

社会学的視点からの分析	社会学の主要な理論や概念を正確に理解し、作品の分析に適切に応用できている。	社会学の主要な理論や概念を理解し、作品の分析に応用できている。	社会学の主要な理論や概念を用いて、作品を分析できる。	社会学の理論や概念を一部理解し、作品を分析しようと試みている。	社会学の理論や概念の理解が不十分であり、作品の分析ができていない。

現代社会との関連付け	作品で描かれた社会構造や人間関係と、現代社会の諸問題との関連性を、多角的な視点から具体的かつ説得力を持って論じている。	作品で描かれた社会構造や人間関係と、現代社会の諸問題との関連性を、具体的に論じている。	作品で描かれた社会構造や人間関係と、現代社会の諸問題との関連性を指摘できる。	作品で描かれた社会構造や人間関係と、現代社会の諸問題との関連性について、部分的に言及している。	作品で描かれた社会構造や人間関係と、現代社会の諸問題との関連付けが不十分。

論理的思考力・表現力	自身の意見を明確に提示し、根拠を示しながら論理的に展開している。レポートの構成が適切であり、表現も明瞭で説得力がある。	自身の意見を明確に提示し、根拠を示しながら論理的に展開している。レポートの構成はおおむね適切であり、表現も明瞭である。	自身の意見を提示し、根拠を示しながら論じている。レポートの構成はおおむね適切であるが、表現に改善の余地がある。	自身の意見を提示しているが、根拠や論理展開が不十分である。レポートの構成や表現に改善の余地がある。	自身の意見が不明瞭、または根拠や論理展開が欠如している。

多様な価値観の理解と受容	授業での議論に主体的に参加し、他者の意見を的確に理解した上で、自分の意見を論理的かつ具体的に述べ、議論の深化に貢献している。	授業での議論に積極的に参加し、他者の意見を尊重しながら、自分の意見を述べ、議論の進行に貢献している。	授業での議論に参加し、他者の意見を理解しようと努め、自分の意見を述べている。	授業での議論への参加が限定的であり、他者の意見への理解や自分の意見の表明が不十分である。	授業での議論に参加していない、または他者の意見を理解しようとしない。

授業計画（全体）

本授業は社会学的視点から人間関係や社会構造を読み解く。宮崎駿監督の映画を題材とし、事前に配布した資料を活用し、映画視聴と社会学的視点から分析、考察する。現代社会の諸問題との関連を探り、自己の意見を深める。また、国立青少年教育施設での実務経験を活かし、青少年への影響にも言及する。毎授業、課題レポートに取り組み、最終レポートにより総括する。授業を通じ、論理的思考力、多様な価値観の理解と受容を涵養する。

授業計画（各回のテーマ等）


No	テーマ	内容	オンライン授業	授業外学修	時間数

1.	授業ガイダンス・イントロダクション	授業の目的、進め方、評価方法を説明する。GCRで資料を配布し、社会構造と人間関係への関心を高めるワークを実施する。	■	配布資料を確認し、指定されたワークに取り組む。	４時間

2.	自己の成長と他者理解	事前配布資料を参照し、「千と千尋の神隠し」を視聴する。視聴後に、自己の成長と他者理解に関するレポート課題に取り組む。		「千と千尋の神隠し」を視聴し、自己の成長と他者理解について考察する。	４時間

3.	自然環境と人間社会の共存	事前配布資料を参照し、「もののけ姫」を視聴する。視聴後に、自然環境と人間社会の共存に関するレポート課題に取り組む。		「もののけ姫」を視聴し、自然環境と人間社会の共存について考察する。	４時間

4.	個人の自立と社会適応	事前配布資料を参照し、「魔女の宅急便」を視聴する。視聴後に、個人の自立と社会適応に関するレポート課題に取り組む。		「魔女の宅急便」を視聴し、個人の自立と社会適応について考察する。	４時間

5.	理想の追求と個人の生き方	事前配布資料を参照し、「風立ちぬ」を視聴する。視聴後に、理想の追求と個人の生き方に関するレポート課題に取り組む。		「風立ちぬ」を視聴し、理想の追求と個人の生き方について考察する。	４時間

6.	冒険を通じた自己成長	事前配布資料を参照し、「天空の城ラピュタ」を視聴する。視聴後に、冒険を通じた自己成長に関するレポート課題に取り組む。		「天空の城ラピュタ」を視聴し、冒険を通じた自己成長について考察する。	４時間

7.	環境倫理と平和	事前配布資料を参照し、「風の谷のナウシカ」を視聴する。視聴後に、環境倫理と平和に関するレポート課題に取り組む。		「風の谷のナウシカ」を視聴し、環境倫理と平和について考察する。	４時間

8.	自己の価値観と社会での生き方	事前配布資料を参照し、「紅の豚」を視聴する。視聴後に、自己の価値観と社会での生き方に関するレポート課題に取り組む。		「紅の豚」を視聴し、自己の価値観と社会での生き方について考察する。	４時間

9.	家族の絆と子供の成長	事前配布資料を参照し、「となりのトトロ」を視聴する。視聴後に、家族の絆と子供の成長に関するレポート課題に取り組む。		「となりのトトロ」を視聴し、家族の絆と子供の成長について考察する。	４時間

10.	友情のあり方と自己理解	事前配布資料を参照し、「耳をすませば」を視聴する。視聴後に、友情のあり方と自己理解に関するレポート課題に取り組む。		「耳をすませば」を視聴し、友情のあり方と自己理解について考察する。	４時間

11.	多様性の受容と柔軟な思考	事前配布資料を参照し、「ハウルの動く城」を視聴する。視聴後に、多様性の受容と柔軟な思考に関するレポート課題に取り組む。		「ハウルの動く城」を視聴し、多様性の受容と柔軟な思考について考察する。	４時間

12.	家族の絆と次世代育成	事前配布資料を参照し、「崖の上のポニョ」を視聴する。視聴後に、家族の絆と次世代育成に関するレポート課題に取り組む。		「崖の上のポニョ」を視聴し、家族の絆と次世代育成について考察する。	４時間

13.	人生の意義と自己の価値観	事前配布資料を参照し、「君たちはどう生きるか」を視聴する。視聴後に、人生の意義と自己の価値観に関するレポート課題に取り組む。		「君たちはどう生きるか」を視聴し、人生の意義と自己の価値観について考察する。	４時間

14.	社会の変化と自己変革	事前配布資料を参照し、「平成狸合戦ぽんぽこ」を視聴する。視聴後に、社会の変化と自己変革に関するレポート課題に取り組む。		「平成狸合戦ぽんぽこ」を視聴し、社会の変化と自己変革について考察する。	４時間

15.	授業の総括・最終課題	授業内容の総括と学びの共有を行う。期末レポート課題を提示し、GCRで詳細を指示する。作品から得た学びを将来へどう生かすか考える。	■	期末レポートを作成し、GCRから提出する。	４時間

成績評価方法（方針）

授業内レポート（70％）、期末レポート（30%）で総合的に評価する。
成績評価のためには2/3以上の出席が必要である。

成績評価方法（詳細）


到達目標＼評価方法	認知的領域	情意的領域	技能表現的領域	評価割合（％）

定期試験	-	-	-	-

授業内レポート	◎	○	○	70％

授業外レポート	○	◎	◎	30％

演習・実技	-	-	-	-

授業態度	-	-	-	-

出席	欠格条件

レポートの実施・返却（方針）

Google Classroom（GCR）を用いて、毎回の講義の質問や感想・コメントを受け付ける。
応答は基本的にGCR内で行うが、内容によっては、適宜授業の中でフィードバック（解説、講評等）を行う。
期末レポートでは希望者にフィードバックを行う。

履修上の注意（受講学生に望むこと）

・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。

・本授業では、事前にGCRで配布する資料を確認した上で、映画を視聴し、授業内および授業外での課題に取り組むことが求められる。
・授業内外で、映画の内容に関する自分の意見を積極的に発言し、他者の意見にも耳を傾けるように心がけてほしい。
・実施上の都合により、進行順や教材を変更する場合がある。