| 実務経験の有無 |  | |  |  |  |  | 1 「どのような実務経験を持つ教員か」 | 警備員としての実務経験を有する。 |  |  |  |  | 2 「実務家経験がどのようにこの科目と関連するか」 | 本科目は警備業の実務に基づいて警備ビジネスの成り立ち、経済成長、法制度、労務管理、事業戦略等を学ぶ科目であることから、警備員としての実務家経験を有することが不可欠である。 |  |  |  |  | 3 「実務家経験の科目への活かし方」 | 警備員としての実務家系経験を有することにより、警備ビジネスの法的制約、労務管理等の要件、事業戦略上の留意点や展望を具体的に講義することができる。 |  |  |  | 
 | 
|  | 
| 授業の概要 |  | | 昭和中期から今日に至るまでの経済発展に伴い、産業構造の高度再編・多様化するとともに、IT、金融、流通等の経済のサービス化も進行してきた。その一環で、生活安全産業として専門多様化した警備ビジネスについて、経済学的視点と社会学的視点から考察し、今後の警備ビジネスのあり方について学ぶ。 | 
 | 
|  | 
| DPとの関連性 |  |  | 
|  | 
| . |  |  | 
|  | 
| 体育学科 |  | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=232&name=taiiku | 
|  | 
| . |  | | 健康福祉学科のDPは下記のリンクを参照してください。 | 
 | 
|  | 
| 健康福祉学科 |  | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=257&name=kenhuku | 
|  | 
| . |  | | スポーツ栄養学科のDPは下記のリンクを参照してください。 | 
 | 
|  | 
| スポーツ栄養学科 |  | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=363&name=eiyo | 
|  | 
| . |  | | スポーツ情報マスメディア学科のDPは下記のリンクを参照してください。 | 
 | 
|  | 
| スポーツ情報マスメディア学科 |  | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=844&name=media | 
|  | 
| . |  | | 現代武道学科のDPは下記のリンクを参照してください。 | 
 | 
|  | 
| 現代武道学科 |  | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=417&name=gbd | 
|  | 
| . |  | | 子ども運動教育学科のDPは下記のリンクを参照してください。 | 
 | 
|  | 
| 子ども運動教育学科 |  | https://www.sendaidaigaku.jp/gakubu.html?post=382&name=kdm | 
|  | 
| アクティブ・ラーニングについて |  | |  |  |  |  | 課題解決型学習(PBL) | ■ |  |  |  |  | 反転学習 |  |  |  |  |  | ディスカッション | ■ |  |  |  |  | ディベート |  |  |  |  |  | グループワーク |  |  |  |  |  | プレゼンテーション |  |  |  |  |  | 実習 |  |  |  |  |  | フィールドワーク |  |  |  |  | 
 | 
|  | 
| 授業の一般目標 |  | | 社会の安全・安心を確保する上で、大きな一翼を担う警備ビジネスについて、経済発展に伴いいかに誕生・発展・成熟を遂げてきたか、その果たす役割と生活安全産業としての産業構造と特性について経済学と社会学の両面から考察し、経済発展と警備ビジネスに関する知識を身につける。 | 
 | 
|  | 
| 授業の履修目標 |  | |  |  |  |  |  | 対象 | 領域 | 内容 |  |  |  |  |  | ■ | 認知的領域 | 社会の安全・安心に貢献する警備ビジネスの考察に必要な産業の基礎理解、もしくは、警備ビジネスの社会経済的役割のどちらか一方を十分に説明できる。 |  |  |  |  |  | ■ | 情意的領域 | 経済発展の中での警備ビジネスの役割を理解し、積極的に企業情報を収集するか、もしくは、警備ビジネス関連分野の展示会等に参加することが積極的にできる。 |  |  |  |  |  | ■ | 技能表現的領域 | 警備ビジネスの専門化を踏まえて適切な警備料金を算出するか、もしくは、警備計画を提案することが十分にできる。 |  |  |  |  | 
 | 
|  | 
| 授業の到達目標 |  | |  |  |  |  |  | 対象 | 領域 | 内容 |  |  |  |  |  | ■ | 認知的領域 | 社会の安全・安心に貢献する警備ビジネスの考察に必要な産業の基礎理解、もしくは、警備ビジネスの社会経済的役割のどちらか一方を説明できる。 |  |  |  |  |  | ■ | 情意的領域 | 経済発展の中での警備ビジネスの役割を理解し、積極的に企業情報を収集するか、もしくは、警備ビジネス関連分野の展示会等に参加することができる。 |  |  |  |  |  | ■ | 技能表現的領域 | 警備ビジネスの専門化を踏まえて適切な警備料金を算出するか、もしくは、警備計画を提案することができる。 |  |  |  |  | 
 | 
|  | 
| ルーブリック |  | |  |  |  |  |  |  |  |  | 評価項目 | 評価基準 |  |  |  |  |  |  |  | 十分に達成し、極めて優秀な成績を修めている | 十分に達成している 【履修目標】
 | おおむね達成している | 最低限達成している 【到達目標】
 | 達成していない |  |  |  |  |  |  |  | 秀 | 優 | 良 | 可 | 不可・放棄 |  |  |  |  |  |  |  |  | 社会の安全・安心に貢献する警備ビジネスの考察に必要な産業の基礎理解、もしくは、警備ビジネスの社会経済的役割のどちらか一方を説明できる。 | 社会の安全・安心に貢献する警備ビジネスの考察に必要な産業の基礎理解、もしくは、警備ビジネスの社会経済的役割のどちらか一方を極めて十分に説明できる。 | 社会の安全・安心に貢献する警備ビジネスの考察に必要な産業の基礎理解、もしくは、警備ビジネスの社会経済的役割のどちらか一方を十分に説明できる。 | 社会の安全・安心に貢献する警備ビジネスの考察に必要な産業の基礎理解、もしくは、警備ビジネスの社会経済的役割のどちらか一方をおおむねに説明できる。 | 社会の安全・安心に貢献する警備ビジネスの考察に必要な産業の基礎理解、もしくは、警備ビジネスの社会経済的役割のどちらか一方を最低限に説明できる。 | 社会の安全・安心に貢献する警備ビジネスの考察に必要な産業の基礎理解、もしくは、警備ビジネスの社会経済的役割のどちらか一方を全く説明できない。 |  |  |  |  |  |  |  |  | 経済発展の中での警備ビジネスの役割を理解し、積極的に企業情報を収集するか、もしくは、警備ビジネス関連分野の展示会等に参加することができる。 | 経済発展の中での警備ビジネスの役割を理解し、積極的に企業情報を収集するか、もしくは、警備ビジネス関連分野の展示会等に参加することが極めて積極的にできる。 | 経済発展の中での警備ビジネスの役割を理解し、積極的に企業情報を収集するか、もしくは、警備ビジネス関連分野の展示会等に参加することが積極的にできる。 | 経済発展の中での警備ビジネスの役割を理解し、積極的に企業情報を収集するか、もしくは、警備ビジネス関連分野の展示会等に参加することがおおむねにできる。 | 経済発展の中での警備ビジネスの役割を理解し、積極的に企業情報を収集するか、もしくは、警備ビジネス関連分野の展示会等に参加することが最低限にできる。 | 経済発展の中での警備ビジネスの役割を理解し、積極的に企業情報を収集するか、もしくは、警備ビジネス関連分野の展示会等に参加することが全くできない。 |  |  |  |  |  |  |  |  | 警備ビジネスの専門化を踏まえて適切な警備料金を算出するか、もしくは、警備計画を提案することができる。 | 警備ビジネスの専門化を踏まえて適切な警備料金を算出するか、もしくは、警備計画を提案することが極めて十分にできる。 | 警備ビジネスの専門化を踏まえて適切な警備料金を算出するか、もしくは、警備計画を提案することが十分にできる。 | 警備ビジネスの専門化を踏まえて適切な警備料金を算出するか、もしくは、警備計画を提案することがおおむねにできる。 | 警備ビジネスの専門化を踏まえて適切な警備料金を算出するか、もしくは、警備計画を提案することが最低限にできる。 | 警備ビジネスの専門化を踏まえて適切な警備料金を算出するか、もしくは、警備計画を提案することが全くできない。 |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  | 
 | 
|  | 
| 授業計画(全体) |  | | 昭和から令和にかけての日本社会の変動と、それに伴うライフスタイルの変化を、主に社会学と経済学に依拠してマクロな視点で捉える。その上で、産業構造の変化や都市化の進行による警備ビジネスの需要の生起・拡大、雇用慣行や人事考課制度の実態と課題を概説する。 | 
 | 
|  | 
| 授業計画(各回のテーマ等) |  | |  |  |  |  |  |  |  |  | No | テーマ | 内容 | オンライン授業 | 授業外学修 | 時間数 |  |  |  |  |  |  |  |  | 1. | 日本における警備業の誕生① | 日本における草創期の警備業について、映像資料等を用いながらビジネスモデル形成の過程を概説する。 |  | 映像資料等の要点をまとめ、同時期の日本社会の主要な出来事について調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 2. | 日本における警備業の誕生② | 日本において警備業が誕生した経緯と、国民の自主防犯活動を補完代行する生活安全産業としての警備業について概説する。 |  | 高度経済成長期の産業構造の変化をGDP等の指標に着目して調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 3. | 日本における警備業の発展 | 高度経済成長期に警備業務の需要が高まった時代背景と、警備業法制定の経緯について概説する。 |  | 1960年代後半の労使紛争と学園紛争について調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 4. | 社会安全のためのインフォーマルなコントロール | 高度経済成長期を経たことで国民の自主防犯活動の形態がどのように変化し、警備業務の需要が生起したのかを概説する。 |  | 『国民生活白書』等を参照して日本人のライフスタイルの変化を調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 5. | 社会安全のためのセミフォーマルなコントロール | 警備業務の普及により官民協働の体制がどのように変化し、その中で警備業がいかなる役割を担うようになったのかを概説する。 |  | 警察法と警備業法の条文を読み比べ、官民の差異を調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 6. | 警備業法の概要と論点 | 警備業務を実施する上で理解しておくべき法的制約について、警備業法の条文に基づいて概説する。 |  | 警備業法における「警備業の要件」等の条文を確認し、その意味を調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 7. | 警備業の人材獲得戦略 | 警備員の年齢・性別等の構成を確認した上で、有効求人倍率等の指標も踏まえながら、人材獲得戦略について概説する。 |  | 警備員の求人票を複数検索し、待遇等の雇用条件を調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 8. | 警備業の労務管理 | 警備業の労務管理について、人事考課制度と「パートナシップ型/ジョブ型」の違いに着目して概説する。 |  | 「職種」と「業種」の違いと、「日本的経営」の雇用慣行について調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 9. | 警備業の産業構造① | 請負業と派遣業の違いを踏まえ、警備員に対する指揮命令系統と労働環境について概説する。 |  | 労働者派遣法の内容を調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 10. | 警備業の産業構造② | 警備料金や労務単価がどのように決定されているのか、ダンピングや下請け構造を踏まえて概説する。 |  | 交通誘導警備業務の警備料金を試算する。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 11. | 日本における雑踏警備の誕生 | 日本で雑踏警備が実施されるようになった時代背景と経緯について、映像資料等を用いながら概説する。 |  | 映像資料等の要点をまとめ、同時期の日本社会の主要な出来事について調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 12. | 警備業と雑踏・人口集中① | なぜ雑踏が生まれ、そこで発生する事故が問題視されるようになったのか等、過去の雑踏事故とその社会的背景を踏まえて概説する。 |  | 高度経済成長期の人口動態を調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 13. | 警備業と雑踏・人口集中② | 弥彦神社雑踏事故と明石歩道橋事故を題材として、高度経済成長期以降の人口動態による警備業務の需要について概説する。 |  | 明石歩道橋事故の調査報告書を読む。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 14. | 警備業と監視社会 | 警備業や防犯設備業が提供する監視カメラやセンサー等が、人々のプライバシーにどのような影響を与えるのかについて概説する。 |  | 防犯設備の市場規模を調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  |  | 15. | AI・ロボット等を用いた警備業務 | 最新のAI・ロボット等を用いた警備業務について紹介し、防犯設備業も含めた警備ビジネスの展望を概説する。 |  | AI・ロボット等を用いた警備業関連サービスについて調べる。 | 4時間 |  |  |  |  |  |  |  | 
 | 
|  | 
| 成績評価方法(方針) |  | | ①起承転結の論理構造、②社会学的及び経済学的な説明の妥当性、③実務への応用思考等を基準に評価する。暗記偏重ではなく、思考力に重点を置いた論理的記述を求める。 | 
 | 
|  | 
| 成績評価方法(詳細) |  | |  |  |  |  |  |  |  | 到達目標\評価方法 | 認知的領域 | 情意的領域 | 技能表現的領域 | 評価割合(%) |  |  |  |  |  |  |  | 定期試験 | ◎ | ◎ | 〇 | 70% |  |  |  |  |  |  |  | 授業内レポート | ― | ― | ― | 評価対象外 |  |  |  |  |  |  |  | 授業外レポート | 〇 | 〇 | ◎ | 30% |  |  |  |  |  |  |  | 演習・実技 | ― | ― | ― | 評価対象外 |  |  |  |  |  |  |  | 授業態度 | ― | ― | ― | 評価対象外 |  |  |  |  |  |  |  | 出席 | 欠格条件 |  |  |  |  |  |  | 
 | 
|  | 
| レポートの実施・返却(方針) |  | | 定期試験およびレポートの原本は返却しないが、フィードバックを希望する学生には研究室にて個別に答案用紙を複写・返却するなどの措置を講じる。 | 
 | 
|  | 
| 履修上の注意(受講学生に望むこと) |  | | ・大学設置基準で求められている時間の授業時間外学修を行うこと。 |  | ・「社会の安全・安心概論Ⅴ」の内容が基礎知識になるため、復習しておくことが望ましい。 ・「社会の安全・安心概論Ⅴ」を履修していない者の受講も可能であるが、警備業務の種類と特徴を予習しておくことが望ましい。
 ・社会学及び経済学の基礎知識がない者の受講を想定しているが、可能な限り社会学及び経済学を予習しておくことが望ましい。
 | 
 | 
|  | 
| 関連科目 |  |  | 
|  | 
| 教科書 |  |  | 
|  | 
| 参考書 |  | |  |  |  |  |  |  |  | № | 書名 | 著者 | 出版社 | 出版年 |  |  |  |  |  |  |  | 01 | 警備ビジネスで読み解く日本 | 田中智仁 | 光文社 | 2018 |  |  |  |  |  |  | 
 | 
|  | 
| オフィスアワー |  |  | 
|  | 
| GCR |  |  | 
|  | 
| その他 |  |  | 
|  | 
| 備考 |  | | 感染症や災害の発生時の非常時には、授業形態をオンラインに変更する場合がありますので、 大学の指示に従い受講して下さい。
 | 
 |