2022/06/01

連載『スポーツ情報って面白い!』⑪/授業で体験 ライブ配信でスポーツの魅力を伝える

52年の歴史の中で初めての試み

 こんにちは。メディア領域を担当している佐藤修です。
 5月23日、仙台六大学野球の第7節、東北福祉大対仙台大の試合をYouTubeでライブ配信しました。52年の歴史の中で初めての試みです。連盟の尽力のもと今季から配信事業にとり組んだもので、4月24日の第3節の試合ハイライト配信用の撮影では本学科の3年生が、実習Ⅱの授業として実際にカメラワークを体験させて頂きました。「撮影した映像が国内にいや世界に流れる」プロのスタッフの指導のもと、学内では体験できない臨場感・緊張感を味わうことができたのです。

ライブ配信は多くの機材と人材が必要

 そして23日の生配信は、雨による日程変更があり授業との兼ね合いで残念ながら学生による撮影実習はかないませんでしたが、プロのスタッフの撮影のもと、不肖佐藤が昔取った杵柄で試合の実況を担当させて頂きました。3年前までスポーツアナウンサーとして地元局で実況をしていましたので、久しぶりに立つマイクの前で心躍りました。YouTubeでの動画配信はユーチューバー全盛の時代ゆえ、簡単に実現するのかと思いきや、かなりの機材や人材が必要だということを実感しました。それでも当日の再生回数の平均が950、最大で1,525、アーカイブ再生は21,000視聴というものでした。

若い人の発想を生かせるステージの誕生を予感

 両大学とも半世紀以上の歴史を持ち多くの卒業生が全国で活躍しています。その方々が母校の後輩たちの戦いに関心をもってことを肌で感じました。この事はより歴史のある他大学の卒業生にも当てはまるような気がしました。今回は仙台大生がその一部に関わった形でしたが、将来的に、この配信が加盟六大学の学生の手で作り上げられないものかと期待が膨らみました。学生が各大学の特徴を生かしたかかわり方をする。試合だけではなく、学生による番組制作で六大学をアピールする。若い人の発想を生かせるステージの誕生を予感させる一日でした。
 
 本学科の一員としてスポーツ発信のノウハウを身につければ、野球に限らず他の種目でも可能性は広がります。あなたの好きなスポーツをあなたの手で伝えてみませんか。
スポーツ情報マスメディア学科 佐藤 修 
 

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