仙台大学ホームページへ

ボッチャ競技大会を開催

~大会を通してボッチャ競技の普及と地域交流を図る~

[2013/02/18]
※写真左:ボッチャ競技大会団体戦決勝=仙台大学第五体育館
※写真右:投球されたボールとジャックボール(白いボール)との距離を計測している学生審判

  2月17日(日)、仙台大学第五体育館で、老若男女・障害の有無を問わず楽しむことのできるボッチャ競技を通して、ボッチャの魅力・楽しさに触れることやボッチャ競技の普及の場、さらには地域交流の場となることを目的として、第32回Co-Aピック「ボッチャ競技大会」(主催:仙台大学障害者スポーツサポート研究部Co-Act.<コ‐アクト>)が開催されました。
  ボッチャ競技は、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺もしくは同程度の四肢重度機能障害者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目です。ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのカラーボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。障害によりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプス)を使い、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できます。競技は男女の区別なくBC1~BC4のクラスに分かれて行われ、個人戦と団体戦(2対2のペア戦と3対3のチーム戦)があります。
 ボッチャ競技大会には、ボッチャ愛好家や障害者選手など約120名が参加。参加者たちは日頃の練習の成果を発揮し、多くの熱戦が繰り広げられました。
  同大会は、仙台大学障害者スポーツサポート研究部Co-Act.の学生及び有志30名、東北福祉大学の学生18名、仙台白百合女子大学の学生8名、計56名の学生たちが企画・運営・実施・審判等を行いました。
 同大会実行委員長の志賀亜梨沙さん(健康福祉学科4年-名取高校出)は「みんなよく動いて自分の気づかないところをフォローしてくれました。無事終了することができたのは仲間のお陰です」と感謝の気持ちを話し、また、ボランティアスタッフとして大会運営を支えてくれたOGの阿部智英さん(塩釜高校勤務/H23年健康福祉学科卒-気仙沼高校出)は「勝っても負けてもみんな笑顔だった。それを引き出していた後輩たちを誇りに思う。元気をもらえた」と話しました。
  仙台大学障害者スポーツサポート研究部Co-Act.の部長を務める高橋まゆみ准教授は、「年々参加者も多くなり、レベルアップしている。学生たちは、準備をしっかり行い、円滑な大会運営ができていた」と目を細めながら話しました。
 同大会は、良い雰囲気のなかで競技が行われ、好スコアも出るなど健常者・障害者問わずに交流ができ、大変有意義なものとなりました。