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全日本大学女子サッカー選手権大会 ベスト8進出ならず

[2013/01/04]
 12月28日(金)、冷たい雨の降りしきる中、兵庫県立三木総合防災公園(兵庫県三木市)で平成24年度第21回全日本大学女子サッカー選手権大会(以下インカレ)2回戦が行われ、仙台大学(東北第1代表)は、ベスト8進出をかけて姫路日ノ本短期大学(関西第2代表)と対戦し、1点を争う緊迫した好ゲームとなりました。
  前半立ち上がりはお互いに流れをつかもうとしたため、落ち着かないゲーム展開で進みました。前半23分にゲームは動きました。相手のペナルティーエリア外からのロングシュートが守護神・遠藤穂奈美(体育学科3年-東北高校出)の頭上を越えてゴールへ吸い込まれました。先制点を奪われ、相手に流れが移るかと思われましたが、仙台大学もしっかり食らいついて、対等に戦い、前半を0-1[前半シュート数:仙台大学2本、姫路日ノ本短期大学4本]で折り返しました。
 ハーフタイムで黒沢監督は「慌てずに、状況をしっかり確認して、ボールをつないでいこう」と指示。後半は加賀孝子(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース出-スポーツ情報マスメディア学科1年)が広い視野と精度の高いパスで攻撃の起点となりました。最大のチャンスは後半20分、岩崎杏奈(前橋育英高校出-スポーツ情報マスメディア学科2年)からのコーナーキックを加賀孝子が頭で合わせましたが、ボールは惜しくもゴールポストにあたり、同点とはなりませんでした。後半ロスタイムにも岩崎杏奈の正確なコーナーキックから小島ひとみ(健康福祉学科2年-聖和学園高校出)がヘディングシュートを試みますが、GKのパンチングで弾かれ、得点にはなりませんでした。試合は0-1[後半シュート数:仙台大学7本、姫路日ノ本短期大学4本]で惜敗。残念ながらベスト8進出はなりませんでした。
  試合終了後、「負けて悔しい。現状に満足せず、普段から良い環境でサッカーをさせて頂いているという感謝の気持ちを結果で示したかった。後輩達には、来年のインカレでもっと良い結果を残してほしい」(山田綾主将、運動栄養学科4年-東北高校出)。「この大会を通して、選手達のメンタル面・技術面での成長を実感している。来年のインカレにつながる収穫の多い大会だった」(本多コーチ)。「ベスト4を目標に掲げていたので、この結果は悔しい。後半は幾度もチャンスを作ったが、ゴールを決めきることが出来なかった。こぼれ球でも貪欲にゴールをねらいにいくという執念が感じられない。まだまだ気持ちが足りない。もっとシュートやクロスの精度を高めるトレーニングを積み重ねて、この悔しさを来年のインカレにつなげたい」(黒沢監督)。とそれぞれに無念さや悔しさを滲ませながら話しました。
 これからも高い目標に向かって前進し続ける仙台大学女子サッカー部への熱い応援を宜しくお願い致します。

※写真上:後半20分、加賀孝子(赤いユニフォーム、背番号20)のヘディングシュートがゴールポストに阻まれる
※写真中:後半ロスタイム、小島ひとみ(赤いユニフォーム、背番号18)が頭で合わせるが、GKがパンチングで阻止
※写真下:試合に敗れ、涙を流す選手を励ます黒沢監督(左端)