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「第8回スポーツを考える会」開催

[2012/12/14]
 仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)は2012年12月13日(木)、仙台市内で「第8回スポーツを考える会」を開催しました。この会は地域スポーツクラブやスポーツ行政、マスメディア関係者、市民、本学教職員・学生など、スポーツに関係・関心のあるさまざまな方にご参加いただき、スポーツをテーマに情報共有や意見交換をしながらネットワークの構築を図るものです。
  8回目となった今回の情報提供テーマは「デュアルキャリア」(話題提供者:阿部篤志講師)。デュアルキャリアとは、「高等教育の枠組みの中で、トップレベルで競技を行なうアスリートの、高いレベルでのトレーニングの継続を可能にするための環境・制度に対するアプローチ」をさします。アスリートにスポーツを「させる側」の責任や義務として、パフォーマンスと学業との実効性のあるバランスをいかに図るかがいま、欧州を中心に重要な政策課題の一つになっており、スポーツ基本計画にもその推進が明記されたことから、日本でも今後、さまざまな取り組みが行なわれていくとのことでした。
 また今回の座長・土生善弘様(宮城県教育庁)からは、間もなく策定される「宮城県スポーツ推進計画」における今後10年間のビジョンとチャレンジについて、「I have a dream that…」というフレーズを用いた熱のこもったプレゼンテーションが。そのエネルギー溢れる姿に皆が引き込まれました。参加者はそれぞれの立場からこれらのテーマについて意見交換を活発に行ない、盛会となりました。
  次回(第9回)の座長は宮城県高校体育連盟事務局長の鈴木秀利様にお願いをし、また新たなテーマでスポーツを考えます。

<スポーツ情報マスメディア研究所>