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ドイツスポーツ少年団が来訪

[2010/08/12]
  8月9日(月)にドイツスポーツユーゲント9名が「日独スポーツ少年団同時交流事業」の一環として本学を訪れ、約2時間の滞在中に学生同士のディスカッションや、軽スポーツ、施設見学等を行いました。ディスカッションではドイツ側の学生と本学学生13名とが、「私たちにできる社会貢献(これまでとこれから)~スポーツ・文化活動を通して~」をテーマに討議し、日独の「スポーツ環境の違い」、「スポーツコーチになるためのシステムの違い」、「スポーツコーチと子ども達の関係」などについて大変有意義な意見交換がなされました。
  今回の本学への訪問は、受入れを担当した仙南スポーツ少年団連絡協議会から「少年団が同年代の学生であること」と、「スポーツという共通点があること」から申し出を頂いたものです。ドイツを含む諸外国との交流関係を推進している本学としても、学生にとってもたいへん良い交流となりました。


ディスカッションに参加した水戸秀二(みとしゅうじ/体育学科4年)
 「日本ではスポーツ指導者と受ける側が師弟関係にあり、指導者が上の立場であることが多いように感じています。一方、ドイツではコーチと子供たちが対等関係にあり、友好的に指導されると聞きました。また、日本では小・中・高と、一つの競技にしぼって習うことが一般的であるのに対して、ドイツでは複数競技を同時期に習い、15歳ぐらいから一つの種目にしぼっていくということでした。複数の競技を同時期に経験することは、他競技との共通点・相違点を知るができ、スポーツの奥深さや楽しさ、自分に合った競技探しにつながるのではたいへん良い事であると思いました。ドイツのスポーツに関する考え方に共感できる点が多く、スポーツコーチを目指すうえで大変参考となりました。