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ATルームの学生が、毎日「熱中症予防」を呼びかけ

~学生トレーナーとして高い意識で熱中症予防プロジェクトを行う~

[2010/07/29]
  本学のATルーム(アスレティックトレーニングルーム)で、渡会助教や、白幡新助手の指導の下、30名程度の学生が縁の下の力持ちとなってトレーナー活動をしています。各部・サークルに帯同している学生トレーナーのほか、トレーナーをもたない部活動の競技者にとってもATルームを気軽に利用できることは心強いサポートのひとつでもあります。
  ATルームでは、今年4年目となる「熱中症予防プロジェクトチーム」を結成し、7月上旬から20名ほどの学生メンバーで会議や勉強会を開き、互いに知識を深め共有しあっています。メンバーはローテーションで月曜~金曜の毎日、気温が上がる昼休みを利用し①グランド②サッカー・ラグビー場、③第一・第二体育館の4箇所、それぞれの場所で「WBGT<熱中症指標計>人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標)」による測定を行っています。測定後は、各体育館前にその日毎の測定値を張り出し、色別に「熱中症」になりやすい危険度を示すボードで熱中症の予防をよびかけています。
  熱中症予防プロジェクトメンバーのリーダーで、初年度から活動を続ける運動栄養学科4年の阿部斐子は「今年は暑くなる時期も早い。学生トレーナーをもたない競技者へは、なかなか熱中症を呼びかけができない。毎日危険度を知らせ各自の意識を高めたい。昨年のアンケートから、熱中症になってしまったときの対処法がわからないという結果も出ているので、個人にどのようにアプローチしていくかが課題」と話します。