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柔道部の深谷実紀がフランスジュニア国際大会代表に

[2010/04/30]
  5月15-16日にフランス・リヨンで開催される柔道の2010フランスジュニア国際大会に44㎏級日本代表として深谷実紀(体育学科1年)が選出されました。
深谷は身長145cmと小柄で、休まずに動いて技をかけ続ける柔道で、高校(湯本高校:福島県)では女子48㎏級で東北大会を制した実力者です。最軽量の48kg級の中でも小柄であることから、全日本柔道連盟の44㎏級女子ジュニア強化選手に指定されています。この44㎏級とは日本では中学生の大会まで採用されている階級で、一般の国内大会では採用されていません。世界的にはジュニア大会(19歳未満)まで採用されておりフランスジュニア国際大会には44㎏級での出場となります。

深谷実紀(体育学科1年) 
  柔道は中学1年生から始め、2年生から県大会で優勝しました。しかし、全国大会ではベスト16の壁を越えられず、それが悔しくて高校は実家(郡山市)を離れて福島県の強豪校である湯本高校(いわき市)に進みました。高校でも東北大会を制しましたが、目標にしていた全国ベスト16の壁は越えることはできませんでした。
そんな私がジュニア強化指定選手に選ばれたのは、48㎏級選手の中から44㎏級の強化指定選手を探していた全日本柔道連盟から高校3年のインターハイの時に話しを頂きました。48㎏級の中でも軽量だった事が幸いし、運が良かったとしか言いようがありません。更に幸運な事に、ジュニア強化選手枠で昨年の講道館杯(世界選手権代表と強化指定選手の選考を兼ねた国内トップ選手が集う大会)48㎏級にも出場する事ができ、良い経験となりました。
  進学にあたっては、筑波大学や国士舘大学など関東の強豪校も選択肢にありましたが、これらの大学は高校で日本一になった人たちの集まり。仙台大学は高校では一番になれなかった人が、大学で日本一になると決意した人たちの集合体で、これから這いあがるメンバーばかり。モチベーションが非常に高いと感じ、進学を決めました。
  現在の目標は、国内の大きな大会や国際大会で優勝することなので、今回のフランスジュニア国際大会で結果を出す事はもちろん、強化合宿でも積極性をアピールしてきたいと思います。両親には柔道をするために高校から一人暮らしをさせてもらい、申し訳なく思っているので、両親のためにも結果を出し、喜んでもらいたいです。