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第5回フィンランド短期留学プログラムを実施

[2010/04/30]
  3月12日―4月3日の日程で、第5回フィンランド・カヤーニ応用科学大学短期留学プログラムを実施し、高橋悠(スポーツ情報マスメディア学科3年)が同大学を訪問しました。
これは国際的な知識と語学力を養うことを目的に、国際交流協定を結んでいるカヤーニ応用科学大学と、2007年から半年毎に互いの学生を受け入れて学生間の交流を図っているものです。

高橋 悠
  私は英語に興味があり、1年間留学して勉強したいと思っています。当時の国際交流センター長の森教授に相談したところ、1人暮らしの経験すらない私を気遣ってくださり、「1年間は長いので、3週間の短期留学プログラムを経験してみてから決めても遅くないのではないか」との提案を頂き、今回のプログラム参加に至りました。
  昨夏にハワイ大学アウトリーチ校で英語の「NICE」プログラムに参加した時は、受講生のほとんどが日本人で、困れば日本語が使える環境でした。一方、フィンランドには日本人が全くおらず、逆に不安を覚えるくらいでした。フィンランドはフィンランド語が母国語ですが、英語を小学3年生から学び、ほとんどの国民が英語を話せます。英語で放送するテレビ番組も多いのも頷けます。
  前回までのプログラムではフィンランド語での講義もあり、苦労したと聞いていましたが、今回は全て英語で講義が行われ、実技も多かったので理解しやすく、楽しく学ぶことができました。
短期留学を経験し、留学への思いがさらに強まりました。今年度の前期が終わったら休学して、1年間フィンランドへ留学したいと考えています。留学先については英語圏も考えましたが、治安が良く、日本人がほとんどいないフィンランドで学ぶことに決めました。3週間日本語が全く使えない状況下で過ごしてみて、この環境の方が語学上達が早いと感じたからです。また、カヤーニ応用科学大学と仙台大学は連携しているので、先生方に相談しやすいですし、何かあったとしても迅速な対応を取ってくれるという安心感があります。今年からカヤーニ応用科学大学に「スポーツを英語で学ぶコース」ができたのもたいへん興味深いです。


※なお、カヤーニ応用科学大学と本学の間で、佐藤久准教授をリーダーとする共同研究がスタートしています。