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第5回健康福祉研究会を開催

[2010/03/20]
  第5回健康福祉研究会が、3月22日(木)仙台ガーデンパレスにおいて開催されました。健康福祉研究会は、健康福祉学科の学生、卒業生、教員および関連の方々等相互の学習研鑽の場として毎年開かれています。これまで、介護、福祉や教育(福祉科、特別支援)などについて学んできましたが、今回は近年、介護予防等でますます注目されている「健康運動指導士」をテーマとしました。約200人が参加し、卒業生3名による事例報告や特別講演を通して、健康運動指導士への理解を深めました。
  研究会でははじめに、小松正子教授から健康運動指導士をとりまく状況や仙台大学卒業生の健康運動指導士がメタボリックシンドローム特定保健指導や運動療法等の現場で活躍していることが報告されました。次に、健康運動指導士として現場で活躍している卒業生の咲間優氏(坂総合クリニック運動療法センターメディカルフィットネス“のびのび”.健康福祉学科1期生)、北村綱為氏(三重県鈴鹿回生病院健康増進課.健康福祉学科7期生・大学院スポーツ科学研究科8期修了生)、國分裕子氏(栃木県健康倶楽部.健康福祉学科8期生)から、生活習慣病への運動療法の実践報告が具体的かつ詳しい内容で発表されました。
  最後に特別講演として、(財)健康福祉事業団・仙台市健康増進センター健康増進課健康長寿係長の入江徳子氏から「大学に求められる健康運動指導・介護予防の人材育成」のお話をいただきました。この中では、健康運動指導士に求められることとして「運動指導技術だけでなく、相手の体調・気分などの変化を“感じる力”が大切」と強調されました。
  研究会は「介護予防と健康運動指導士の関わりが良くわかった」「卒業生が大いに活躍していることがわかり良かった」などと全般に好評で、学生からも「現場実習にすぐにでも行きたくなりました」などの感想が寄せられ、研究会開催の意義を感じられるものとなりました。