柴田町に所在する東北リコー㈱と本学は３月１８日、「健康増進支援協力覚書」を締結しました。東北リコー㈱社員の健康管理（特にメタボ対策）という課題に、身体活動をベースとしてスポーツや高齢者の健康維持・介護予防などの研究と指導者養成を行ってきている仙台大学のノウハウを提供します。
　 調印式はA棟大会議室で行われ、東北リコー㈱の敦賀博社長が「今回の締結は、地域における心身の健康に関する多面的な産学連携活動の第一歩ともいえるのではないかと思っている」と挨拶しました。朴澤泰治学長は「次の社会を形成する世代層にも仙台大学の資源を活用していただいて、地域社会の健康を構築する第一歩が踏み出せる」と述べました。
　 今後、本学から東北リコー㈱に定期的に講師と学生を派遣し、ノルディックウォーキングやボーンエクササイズ（骨を鍛える）などの指導と、メンタルヘルスに関する講演などを行う予定。学生も指導現場に派遣することで、即戦力としての指導者の育成につながることから、東北リコー㈱だけに止まらず、柴田町内の各事業所とも提携し、町民の方々の健康増進メタボ対策に寄与することで地域貢献を積極的に推進したいとしています。