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海を越えて輝く学生達  Winter 2010

~ハワイ州立大学スクーリングビギナーズコース終了~

[2010/03/01]
  2月17日~22日(4泊6日)、ハワイ州立大学(UH)において、小西准教授をリーダーにAT(アスレティック トレーニング)スクーリングのビギナーズコースが実施されました。
2003年12月から始まったこの取り組みは、「ビギナーズ」と「アドバンス」を合わせると今回で10回という節目を向かえ、参加した全7名の学生(体育学科2年生男子4名、女子3名)は、最初にUHの学生と英語でのコミュニケーションを図り、次に全米で唯一、アスレティックトレーナーを各公立高校に置くことを義務化しているハワイ州にて公立高校を訪問。実際にATC(アメリカ公認アスレティックトレーナー資格)として働いている方々の活躍を目の当たりにしました。
  UHのATルームで働く本学の卒業生、鈴木のぞみさんらとの「座談会」では、本学初のATCとなった同先輩や、遠隔授業を指導下さっている金岡友樹氏他より、ハワイでの苦労談及び英語をマスターする方法など、体験者ならではの貴重なお話しに積極的な質問が飛び交いました。
  最終日には、UHの女子バスケットチームとルイジアナ工科大学の公式試合に際し、コート内で2時間も前から選手のトリートメントのため準備に参加、さまざまな手伝いをさせていただき、頭も体もフルに使うスクーリング内容に学生達は体当たりで臨みました。なお、この試合は、日本でも昨今活発になってきている「乳がん撲滅運動」(The American Cancer Society and Breast Cancer)に協力をする意味を込め、主催者より事前に選手や観客は何か「ピンク」(同運動のシンボル)の物を身につける声掛けがなされるなど、会場となったUHスタンシェリフセンターは、同運動に賛同する人達のあたたかい「ピンク」で埋め尽くされました。このように学生達は、スポーツが競技だけではなく文化や地域を支え、時には病に苦しむ方々への支援にもなりうる価値あるものだということを、改めて学びとったようです。
  参加した学生の一人である川田諒(りょう)(体育学科2年)は「見るもの、聞くもの全てに驚き、学ぶ意欲が多いに湧きました。事情が許せば是非アドバンスコースにも加わり鈴木先輩のような素晴らしい方々に接することで、もっともっと自分の可能性を広げていきたいです。」と目を輝かせています。