１１月１７日に千葉市で開催された柔道の講道館杯全日本体重別選手権において十月の全日本学生体重別選手権で６３㎏級の学生チャンピオンに輝いた田中美衣さんが第２位に入り、本学ではじめてナショナルチーム入りを決めました。
　今後、日本の代表選手として１１月３０日、１２月１日の韓国国際柔道大会をかわきりにオリンピック、世界選手権大会に向けた国際大会や合宿などに召集され、更に上を目指します。


南條充寿総監督のコメント
　今大会はナショナルチームの入れ替え戦でもあり、ナショナルチームの選考対象となる５位以内に入る事が目標であった。大会では社会人を相手にしても臆することなく自分の力を出し切り、学生大会でも破った平井選手に再度勝利するなど、勢いがそのまま持続されている感じであった。２位という結果は田中の成長の証であるし、できすぎともいえる。しかし、学生チャンピオンが社会人ではなく、同じ学生に負けたのは正直残念なところである。
　ナショナルチームとは外国人選手に対して結果が出せるかどうかが問われるシビアな世界である。これまで田中は昨年の世界学生に出場しただけであり、今度の韓国国際が２度目の大会になる。国際大会に慣れることはいうまでもなく、合宿などの強硬なスケジュールにも慣れ、結果を残すことを求められるので、体調管理も大変になると思う。しかし、これをプレッシャーと感じて萎縮せず、気持ちを強くもって頑張ってもらいたい。