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スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)外部評価委員会活動概要説明会開催

[2009/04/21]
  スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の第1回外部評価委員会活動概要説明会が4月16日、本学A棟大会議室で開催されました。
  ISIMは、体育学領域の中で揺籃期にある「スポーツ情報戦略」と「スポーツマスメディア」両分野の実践活動と教育に関する研究を行い、国際競技力向上活動や地域スポーツ振興に貢献することを目指して2008年4月に開所しました。社会性の高い実践的活動現場と連携しながら研究を展開するというコンセプトに基づき、現在、国立スポーツ科学センター(JISS)や北海道美深町などと連携協定を締結しています。また、ISIMの活動全体を客観的・専門的に評価してもらうため「外部評価委員会」を設置。準備期間と位置づけた2008年度を経て2009年度からの本格的なスタートに合わせ今回、初年度の活動概要を理解してもらうために初めての「外部評価委員会」を開催しました。
  説明会では、朴澤学長から出席した評価委員4氏(2氏は公務により欠席)に委嘱状が手渡された後、ISIMの勝田研究所長と研究スタッフから研究所設立趣旨の説明と、2008年度の活動報告がされました。報告後、評価委員から活動についての質問や今後の取組みへの有意義な提案がなされました。
  村松委員からは、「スポーツという大きい文化の中で、一地方大学の研究所の立ち位置が曖昧ではないか。活動はエネルギッシュで評価できるが、スポーツ全体のどの部分に位置するかを明確にしなければ一般の人にも伝わらない。ISIMの強みを世の中、スポーツコミュニティーに知らしめる事が肝心。整理して発信してはどうか。ISIMの強みは研究員を外に派遣して、その派遣先が研究所になる事ではないか。スポーツは世界中で行われており、世界中がISIMの研究所である。この強みを訴えるべきだ」とのアドバイスがありました。西川、高橋、井上委員からも、研究所の改善点や将来に対する要望など、貴重な意見が出されました。
  ISIMでは今後も年に1~2回の外部評価を開催していく予定です。


外部評価委員
  笠原一也氏(国立スポーツ科学センター・センター長)
  河野一郎氏(東京オリンピック・パラリンピック招致委員会・事務総長)
  西川善久氏(河北新報社・常務取締役編集本部長)
  村松秀氏(NHKエデュケーショナル・科学健康部エグゼグティブプロデューサー)
  高橋稔氏(宮城県体育協会事務局次長)
  井上規之氏(北海道教育庁学校教育局地域支援室主査)