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第1回フィンランド・台湾短期留学報告会

[2007/10/30]
 10月17日、本学第1回フィンランド・台湾体験留学報告会が開催され、教職員・学生あわせて70名ほどが集まりました。
 フィンランド・カヤーニ応用科学大学には、高橋まゆみ准教授引率の下、4名が留学。台湾・国立台東大学には、藤原 徹准教授引率の下、1名が留学し、それぞれの発表が行われました。

(1)フィンランド・カヤーニ応用科学大学
 高橋まゆみ准教授から、事前および事後指導の報告、現地での教員同士の交流報告の他、学生同士の交流もさることながら、教員の交流が不可欠であること等が話されました。
 学生報告では4名が、カヤーニ応用科学大学の2年生が新入生に企画・実行したオリエンテーリングやノルディックスキー体験の他、地域の高齢者や肥満の方々に運動処方を提案する大学内の「ラーニングクリニック」と呼ばれるセンター見学での感想などを報告しました。いずれのプログラムも学生主導で責任を持って実施していることに、とても感銘を受けたようです。他にも、リクエストのあった「剣道プラクティス」のレッスンでは、本学剣道部の柳沼さんが中心となって紹介および実演。7名のカヤーニの学生が参加を希望し、日本発祥のスポーツ文化に触れてもらう機会を得たとのことでした。また、慣れない環境において、カヤーニ応用科学大学の学生とともに、週末にも交流があったことが何より打ち解ける契機になったと話していました。

(2)台湾・国立台東大学
 藤原 徹准教授からは台東大学の学生が「チューター」として本学の学生に帯同し、台湾での生活をサポートしてくれた事や、本学に9月から留学している汪(わん)さんも、今回の交流にも参加してくれたことなどを含め、台湾での留学概要などが話されました。
 学生報告では、台東大学が夏休みであったため授業には参加できなかったものの、台湾の学問や文化を満喫したこと等が報告されました。

 二カ国とも、温かく本学の留学生を迎えて下さり、異国の文化を肌で感じた学生たちにとってかけがえのない豊かな経験となったようです。報告を行った学生からは「また留学したい」「語学力不足が身にしみた」などの声があり、成長した姿を見せてくれました。