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4ヵ国13名の留学生が日本の文化に触れる~日本の原風景・とよま町を訪ねて~

[2015/12/14]
     留学生たちへ日本の囲炉裏について説明する伊達客員教授【右から3番目】=武家屋敷「春蘭亭」

  12月12日(土)、日本の文化に触れことを目的として、中国・台湾・ベトナム・ドイツからの留学生13名が日本文化体験学習「日本の原風景・とよま町を訪ねて」(仙台大学学生支援センター主催)で宮城県登米市を訪れました。留学生たちは、登米市の登米伊達家第16代目である本学の伊達宗弘客員教授の案内で、教育資料館(旧登米高等尋常小学校)・伝統芸能伝承館・北上川河畔・武家屋敷「春蘭亭」を見学しました。さらに、留学生たちは、養蜂園を経営している伊達客員教授の自宅に招かれ、ミツバチや養蜂についての説明を聞いたり、伊達家の歴史資料を拝見したり、おもてなしのお菓子とお茶を御馳走になったりと歓迎を受けました。

 ドイツのカール・フォン・オシエツキー大学オルデンブルクからの留学生であるピア・カタリナ・フローベルクさんは、「囲炉裏は初めて見ました。また、ドイツに抹茶はありません。日本の文化に触れ、ますます日本に興味を持ちました」。ベトナムのホーチミン市体育大学からの留学生であるグェン・タン・チュンさんは、「登米市の歴史的な建造物や伊達家ゆかりの鎧や兜などの武具の品々に触れ、本当に楽しく素晴らしい一日でした」と感想を話しました。
 伊達客員教授は「古き良き時代の日本の原風景が登米には残っています。今回の体験学習が留学生たちにとって日本の文化・環境を知る良い機会になったらと思います。自国と日本の文化のあり方や違いを知り、客観的に日本を見てほしいです。ずっと留学生たちの心に残る経験、良い思い出になっていれば幸いです」と話されました。