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フィンランド・台湾からの留学生が「茶道」を通して日本文化を学ぶ

[2015/04/23]
     茶筅を使ってお茶を点てる留学生たち=碧水園(宮城県白石市)

  4月22日(水)、古典芸能伝承の館「碧水園」(宮城県白石市)で、フィンランド(2名)・台湾(5名)からの留学生7名が、日本の季節感・感性を理解することやおもてなしの心を学ぶため、日本の代表的な伝統文化である「茶道」を体験しました。留学生全員が初めての茶道体験となりました。

 講師は、白石茶道会の矢ノ目浩考会長。留学生たちは、茶道が持つ魅力や奥深さ、床の間の茶花・掛け軸の書道、お茶を点てる際の作法や所作などの説明を受けながら、矢ノ目会長の点てた和菓子とお茶を実際にいただきました。留学生たちも、茶筅を使って自分で点てたお茶をいただきました。

  フィンランド・カヤーニ応用科学大学短期留学生のカミラ・ピュオラクロントさん(写真:右から2人目)は「フィンランドにもグリーンティーはありますが、日本の抹茶のようにほのかな苦みと濃厚な味わいはありません。健康的な感じで美味しかったです」。台湾・台東大学留学生の林旻昊(りんみんはう)さん(写真:左から2人目)は「今まで味わったことのない抹茶と和菓子の味が新鮮でした。床の間の畳の香りに癒され、心が落ち着きました」と感想を述べました。