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健康寿命100歳を目指す介護予防の運動教室を開催

[2015/03/16]
     つま先立ち運動を行なう様子=仙台大学

  3月12日(水)、本学第四体育館1階演習室で、平成26年度柴田町特定高齢者介護予防事業「健康寿命100歳を目指す介護予防運動教室」(平成27年1月8日(木)~3月12日(木)毎週木曜日全10回)の最終回が開催され、柴田町船岡地区在住の65歳~91歳までの男女9名がご参加下さいました。同事業は、柴田町からの委託事業に対し、柴田町社会福祉協議会と仙台大学が運営協力を行なっています。同運動教室は、介護予防の取組みとして運動プログラムを提供し、運動器の機能向上を図り、いつまでも元気で日常生活が送れるようにすることを目的としています。

 この日は、参加者の皆様の運動前の健康チェック(体調の聞き取り・血圧測定)を行なった後、本学の阿部芳吉学長が「一番最初の教室と比べて自分の体力がどのくらい伸びたか、伸びたところはさらに伸ばし、伸びなかった体力は考えて伸ばしていきましょう。学生と一緒になって、笑顔で最後の運動教室を楽しんでほしい」と挨拶されました。

  同運動教室では、本学の吉田享平さん(体育学科3年-宮城・名取高校出身)が、これまでの体力測定<開眼片脚立ち・5m歩行・Timed up & Go(複合的動作能力)>の説明を行ない、本学の柳澤麻里子新助手が「仙台大学方式トレーニング」の運動指導を担当。参加者の皆様は、健康づくり運動サポーター(※)の資格取得を目指す本学の学生らと一緒に、後出しじゃんけんで頭の体操をしたり、足踏みやつま先立ち運動をしたり、椅子に座って脚の曲げ伸ばし運動をしたりするなどして楽しく運動を行ないました。
 将来、養護教諭を目指している山家紹さん(健康福祉学科1年-宮城・白石高校出身)は「地元の人達との交流は、普通の大学生活では決して得られない貴重なものです。人前で話す力・コミュニケーション能力・会話力などを身に付けていきたいです」と意欲的に話しました。

※「健康づくり運動サポーター」は本学独自の認定資格で、同サポーター養成プログラム(実践)を修了することによって認定されます。地域密着型の「健康づくり運動サポーター」養成プログラムは、運動についての正しい知識をもち、「安全に」「元気よく」「明るく」「楽しい」運動指導のできるサポーターを養成し、体育系大学としての特徴を生かして、地域の健康づくりに貢献しようというものです。