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フィンランド・カヤーニ応用科学大学との共同研究を実施

[2014/08/21]
     レストレイターバイクを用いた体験の様子=仙台大学

  8月20日(水)、本学でフィンランド・カヤーニ応用科学大学との共同研究「高齢者等への無理のない健康運動を推進するハード・ソフト両面のノウハウ開発」を実施しました。本学からは、遠藤教授、内野・後藤の両講師が、カヤーニ応用科学大学からは、Veli-Matti、Jonna Kalermoの両研究員が本学近隣の64歳から86歳までの高齢者12名にレストレイターバイク(足こぎ自転車)での運動体験をして頂き、データ収集を行ないました。この体験では、前面のスクリーンの画面に映し出されたフィンランドの地方都市カヤーニ市内の街並み(仮想空間)を見つつ散策気分を味わいながら、ゲーム感覚でレストレイターバイクを使って体を動かし、楽しく運動を行なってもらいました。

 今回の共同研究のねらいは、高齢者の健康や運動機能の維持のために、健康運動等の身体活動を負担に感じることなくゲーム感覚で行なうことができるよう、そのためのソフト(映像開発)とハード(運動マシンシステム)の開発を共同で行ない、これらを活用して、高齢者のリハビリ運動を促し、その運動機能や健康改善効果を両大学で検証するというものです。

  今回参加された柴田町槻木在住の男性(81歳)は、「フィンランドの風景を見ながら楽しく運動ができ、今まで感じたことのない新鮮な気持ちになれました。機会があればまたやってみたいです」と意欲的にお話し下さいました。
 カヤーニ共同研究実行委員長の遠藤教授は、「カヤーニ応用科学大学との連携を強めつつ、バーチャルな映像の世界と一体化して楽しく運動を展開し得るプログラム作りに力を入れていきたい」と今後の展開を話しました。