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第9回健康福祉研究会を開催

[2014/03/04]
     基調講演する大渕氏=仙台ガーデンパレス

 2月28日(金)に仙台ガーデンパレス(仙台市宮城野区)にて、「第9回健康福祉研究会」を開催しました。本研究会は、介護や福祉・健康づくり等の現場に勤める方々と本学の健康福祉学科の卒業生、在校生、教職員が相互に学習研鑽できる環境づくりを進めるために、平成16年度より毎年開催しているものです。今回は「体育系大学における健康づくりの指導者養成」をテーマに開催し、約200名が参加しました。
 はじめに第1部として「高齢者の健康寿命と介護予防活動について」と題して、東京都健康長寿医療センター研究所高齢者健康増進事業支援室長の大渕修一氏より基調講演を頂きました。講演の中で、「高齢化の社会の中で、高齢者を助ける・支えるという考え方ではなく、高齢者を活かしていくということが若者の役割」というお言葉が印象的でした。

  第2部のパネルディスカッションでは、3名の卒業生(※パネリスト紹介を参照)が「健康づくりの仕事を通して学んだこと」をテーマに、現在の仕事と在学時の学びがどうつながっているかお話して頂きました。パネリストの3名は健康運動指導士の資格を取得し、健康増進やリハビリテーションを専門とする職場でご活躍されています。「授業の他にも、部活動、アルバイト、健康づくり運動サポーターの活動等さまざまな場面で自分の将来に向けての手掛かりがある。様々なことに取り組んで将来につなげてほしい」と参加した在校生に向けてメッセージを頂きました。
 今回も成功裏で幕を閉じた健康福祉研究会は来年で第10回目を迎えます。今後も健康福祉をキーワードとして、より多くの方と交流できる場になることを願いたいです。

― パネリスト紹介 ―
1)松ヶ崎結氏(君津メディカルスポーツセンター/平成22年運動栄養学科卒) 
2)小熊理恵氏(栃木健康倶楽部/平成23年体育学科卒) 
3)泉 幸氏(船橋市立リハビリテーション病院/平成24年健康福祉学科卒)
 
<寄稿:GTセンター 新助手 齋藤まり>