大学院概要

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 仙台大学大学院は、体育・スポーツ、健康福祉、スポーツ栄養、スポーツ情報マスメディア、現代武道および子ども運動教育に関する科学的知識・技能、ならびに研究能力を修得し、それぞれの分野における高度な専門的指導者として、その発展に寄与しうる有能な人材を育成することを目的としています。
 その目的を達成するために、本大学院には「2年コース」および「1年コース」が開設されています。
 大学で学んだ体育・スポーツおよび健康分野の基礎的知識や技能をさらに深化させる教育研究の場である「2年コース」には、「保健体育科教育領域」、「現代武道領域」、「スポーツマネジメント領域」、「スポーツコーチング領域」、「スポーツ情報戦略・マスメディア領域」、「トレーナー領域」、「運動・スポーツ栄養学領域」、「健康福祉領域」および「子ども運動教育領域」の9領域が設置されています。その教育課程の特色として、「キャリア支援関連科目(職能開発)」および「アカデミック支援関連科目(専門的知識・技能の修得)」を両軸とすることでコースワークの充実を図っています。授業科目は「コア科目」および「領域科目」に大別され、これらの科目を体系的に履修することで、高度な専門指導者として身につけておくべきキャリアアップに繋がる諸能力、「体育・スポーツおよび健康分野」の最新の学術的知見の知識・技能を、基礎から応用まで修得することができます。また、在学中における研究成果は、「修士論文」にまとめます。
 一方、実務経験者を対象に、職場等で自ら抱える専門分野の研究課題を解決する教育研究の場である「1年コース」には、「学校体育領域」「スポーツプロモーション領域」および「健康・体力支援領域」の3領域が設置されています。教育課程は、「2年コース」同様、授業科目は「コア科目」および「領域科目」から成ります。これらの科目を履修することにより、「体育・スポーツおよび健康分野」の学術的知見を総合的に理解し、自然科学や人文科学の研究法を適切かつ高度に運用できる能力を幅広く修得することができます。自らの抱える専門分野での課題を設定し、その解決策を内容とする「特定の課題についての研究の成果(リサーチ・ペーパー)」にまとめます。

 

 

研究科長挨拶

スポーツ科学を通じて社会を変革する力を養う

— 理論と実践を往還する、実学重視の学びの場 —
 

研究科長  宮西 智久


 仙台大学大学院スポーツ科学研究科(修士課程)は、1998年の開設以来、四半世紀を超える歩みを重ね、現在、新たな発展段階へと進んでいます。これまで本研究科は、高度な専門的職業を担う人材を養成し、社会の幅広い分野において重要な貢献を果たすスペシャリストを輩出してきました。

 現代の日本社会は、人口減少や少子高齢化、地方創生、さらには働き方の変化に伴うウェルビーイングの追求など、複雑かつ多層的な課題に直面しています。同時に、デジタル技術の急速な進展、特に生成AIの発展は、社会の構造そのものを大きく変革し(Society 5.0)、情報へのアクセスを飛躍的に高めています。体育・スポーツ・健康科学の分野においても、過去75年にわたり蓄積されてきた膨大な「知識」つまり「客観的な情報・データ」が、かつてないほど身近なものとなりました。いわば情報革命は、過去の世代が積み上げてきた知識や洞察を、現代の複雑な課題を解決するための「実践的な資源」として、実効性のある形で解き放つものと言ってよいでしょう。だとすれば、私たちがいま直面している問いは、この蓄積された知識をいかにして社会に実装し、新たな価値の創造を通じて問題解決につなげていくか、という点にあります。

 こうした時代の要請を踏まえ、本研究科では、学問的理論と現場における実践を高度に融合させる「実学」の教育理念をいっそう強化していきます。私たちの目的は、単なる既存の知識の集積やその伝達にとどまるものではありません。実社会の文脈においてそれらをいかに読み解き、現場で活用すべき「知恵(智慧)」へと昇華させることができるか。その変革を担う高度な専門性を養うことに、本研究科の主旨があります。私たちは、これまで以上に論理的思考と実践的能力を高度な次元で融合・昇華させ、スポーツ科学の発展を牽引するとともに、広く社会に貢献しうる卓越した人材を養成していきます。

 本研究科での学びが、皆様の知的な視野を広げ、社会に新たな価値を創造しうる力を養うための、揺るぎない土台となることを心より願っております。
仙台大学大学院スポーツ科学研究科長
教授 宮西 智久

 


 

資格

・中学校教諭専修免許状(保健体育)
・高等学校教諭専修免許状(保健体育)
・養護教諭専修免許状
※ 教育職員免許法に定める中学校及び高等学校教諭一種免許状(保健体育)又は養護教諭一種免許状を有する者は、本大学院の教職課程に開設する科目の中から24単位以上修得し、修了時に修士(スポーツ科学)の学位を授与されることにより中学校・高等学校教諭専修免許状(保健体育)、養護教諭専修免許状の所有資格が得られます。
 

大学院(修士課程)