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留学生が日本伝統工芸の「姉様人形作り」を体験

[2013/02/05]
  2月3日(日)、留学生たちが柴田町の第4区集会所で、日本の伝統工芸「姉様人形作り」を体験(主催:柴田町日中友好協会)しました。(留学生19名が参加。)「姉様人形」は、江戸時代に流行した和紙を使った女の子のままごと遊びの一つで、和紙による人形作りです。
 講師は、柴田町男女共同参画審議委員の大槻幸子氏(元小学校教諭)が務めました。大槻氏は「和紙は色彩の美しさ、精巧な模様、丈夫さ、どれをとっても世界に誇れるものである。姉様人形作りを通して、和紙の素晴らしさを外国の人にも知ってほしい」と話されました。
  留学生たちは、細かい作業に戸惑いながらも真剣に「姉様人形作り」に取り組んでいました。台東大学(台湾)から留学中の李政欣<リチュンシン>さん(女性)は「とても楽しかった。今回も日本の伝統文化に触れることができ、良い経験になった。姉様人形を上手に作れたので、台湾に帰ったら母親にプレゼントする」。瀋陽師範大学(中国)から留学中の劉俊希<リュウジュンシ>さん(男性)は「難しかった。特に紙人形の胴体部分を作るのに苦労した。和紙の質や柄が素晴らしかった。姉様人形は中国の家族へのお土産にする」と嬉しそうに笑顔を見せながら話しました。
 最後の挨拶で大槻氏は「男子留学生がたくさん来てくれたこと、みんなが真面目に取り組んでくれたことが特に嬉しかった。自国に帰ったら、日本の伝統文化を広めてほしい。」柴田町日中友好協会の加茂紀代子副会長は「今後も留学生が日本のことを知るための行事を計画していきたい。日本は優しい国であるということをわかってほしい。また皆さんとお会いできることを楽しみにしています」と述べられました。
  姉様人形作り体験終了後、柴田町日中友好協会の平間忠一氏から日本の伝統行事の「節分」が紹介され、留学生たちは「鬼は外、福は内」と大きな声で豆まきを楽しみました。