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中国・台湾・タイからの留学生が日本の伝統文化に触れる

~日本文化体験学習「着物をまとう」~

[2013/01/28]
  1月24日(木)、日本の伝統文化に触れることを目的として、中国・台湾・タイからの留学生14名が日本文化体験学習「着物をまとう」(主催:仙台大学学生支援センターインターナショナル・ラーニング・サポートグループ)に参加しました。
  衣装提供や着付け等は、株式会社鈴乃屋(着物のレンタル事業等を展開)の全面協力を得て、着付け指導や着物の知識等に関する講義は、阿部武彦名誉教授(国文学)が行いました。
 留学生たちは、初めて振り袖や紋付はかまをまとうことに緊張しながらも、日本の伝統文化に親しみました。
  上海体育学院(中国)から留学中の蘆健<ロケン>さん(男性)は「恥ずかしいが、かっこよくて気に入った。中国に着物はない。日本文化の素晴らしさを感じる。新しいことを経験し、すがすがしい気持ち」。シーナカリンウィロート大学(タイ)から留学中のスパウィ・サイタレーさん(女性)は「着物は日本映画で観て憧れだった。着物は綺麗で、着心地が良い。帯が少しきつくて動きづらいが、日本文化を理解する上で良い経験になった」とそれぞれ感想を述べました。
 阿部名誉教授は「民族衣装をまとうことは、その国の人々の心に触れること。みんなよく似合っていましたね。同じアジアの民族として一衣帯水(いちいたいすい)の思いを深くしました」と話しました。
  なお、日本文化体験学習では、引き続き「日本の宗教(禅寺と神社)」・「華道」等を行う予定です。