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アテネ五輪代表 佐藤光浩選手が引退報告のため来学

[2009/10/15]
  10月14日(水)に本学OBで富士通陸上競技部の佐藤光浩選手(01年度体育学科卒、03年度院卒)が来訪し、朴澤学長に現役引退報告を行いました。
  佐藤選手は400mを専門とし、本学に在学中の2001年東アジア選手権では4×400mリレーで金メダリストとなり、2003年日本選手権では45.50秒の自己ベストで初の日本一に輝き、同年のパリ世界陸上に出場。実業団の富士通に進んだ後も2004年アテネオリンピック、2005年ヘルシンキ世界陸上、2007年大阪世界陸上の日本代表として日本陸上競技界を牽引してきました。
  引退報告では、両脚のアキレス腱痛で成績が伸びず、今年6月の日本選手権で引退を決意したことが報告され、「仙台大学で過ごした6年間は自分が急成長できた時期。授業以外の時間は休み時間も惜しんで練習していました。1秒縮めるのが大変とされる400m競技で、在学中に2.3秒縮めることができたのは、練習環境に恵まれていたことが非常に大きかったと思います。仙台大学には陸上競技トラックはもちろん、ウェイトトレーニング場、プール、周辺には適度な坂道、砂浜にもいける距離だったので、最高のトレーニング環境でした。」と話し、後輩についても「今年のインカレで投擲競技の2種目制覇や日本学生個人選手権での三段跳び制覇など、活躍が目覚ましいので頼もしく感じています。私はインカレで優勝することはできませんでしたから。」と述べました。
  朴澤学長からは、「この引退を一つの区切りとして、次のステップでも頑張ってください。」と労いの言葉がかけられました。佐藤選手は今後も陸上競技に携る希望を持っているので、指導者として選手育成にも期待したいところです。