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学校法人 朴沢学園130周年(1879-2009~)

[2009/05/27]
  本学の母体、学校法人朴沢学園が今年で130周年を迎えます。
  明治12年に朴沢 三代治初代校長が仙台本荒町(現在の一番町)に松操私塾を始め、革新的な裁縫教授用掛図による一斉授業を行い、子弟を集めて教育にあたり朴沢学園の基礎を築きました。明治17年には教授方法を明確にした「裁縫教授書」が我が国初の文部省小学校裁縫教科書として採用され、同じく明治17年には、「裁縫教授用掛図」を国内への出品に留まらず米国博覧会へも出品しています。
  朴沢流裁縫技術はその名を広め、朴澤三代治二代校長時代には全国的に松操学校の存在が知られることとなり、北は北海道、南は熊本などから教えを求め、当時すでに卒業生は5千名を超え、郷里へ帰り、朴沢流裁縫技術を普及させました。
  現在、その貴重な掛図や裁縫教授書は、青葉区川平の法人本部で大事に保管されています。