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「楽しい遊びや運動で高齢者の元気をつくる」をテーマに発表

[2014/11/26]
 11月25日(火)、せんだいメディアテーク(仙台市青葉区)で「復興の新しいまちづくりに向けて―楽しい遊びや運動で高齢者の元気をつくる」(主催:株式会社乃村工藝社/共催:一般社団法人OVAL HEART JAPAN・仙台大学/協力:コセキ株式会社)をテーマにした取り組みが紹介され、約60名の方がご来場下さいました。

  本学スポーツ健康科学研究実践機構長の鈴木省三教授(写真右端)は、「子どもの頃から運動習慣を身に付ける、楽しい36の基本動作を身に付けることが、介護を必要としない高齢者の割合を増やすことになる」と説明し、子どもの心と体と頭を伸ばす36の基本動作を紹介しました。また、転倒予防とバランス能力の向上を目的とし、「ビームステップ」を用いたステップ運動も紹介しました。

 体力や運動能力のレベルが似ている子どもと高齢者が一緒に楽しめるスポーツ・ゲームとして、鈴木省三ゼミに所属している青山美沙紀さん(右から2番目)(体育学科3年―栃木・宇都宮文星女子高校出身)が「ICTを活用した新しい鬼ごっこ」を提案。青山さんは「ICTと運動体験(鬼ごっこ)との融合を通して、高齢者には介護予防や寝たきり防止に、子どもたちには運動習慣を楽しく継続させることや、肥満改善に役立ててほしいです」と話しました。また、同ゼミの樋場美里さん(左から2番目)(体育学科3年―秋田・横手城南高校出身)と二瓶柚紀さん(体育学科3年―福島西高校出身)(左端)は、「ICTを活用した新しい鬼ごっこ」の実演を行いました。

  最後に、一般社団法人OVAL HEART JAPAの代表理事である大西一平氏が、主に高齢者を対象とした、歩いて健康を維持するためのウォーキングプログラム「歩く人。」の活動などの報告を行ない、報告発表会が締めくくられました。