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ハワイ大学マノア校教育学部KRSとの基本合意書締結

[2014/09/08]
 平成26年9月3日(ハワイ時間:日本時間の9月4日)仙台大学はハワイ大学マノア校のカレッジコラボレーションセンター(米国ハワイ州)においてハワイ大学マノア校教育学部キネシオロジーアンドリハビリテーション科学学科との国際学術交流に関する基本合意書を締結しました。

  同大学とは、平成6年に仙台大学の姉妹校である明成高等学校で、修学旅行の目的地がハワイになったことをきっかけにし、アスレティックトレーニング及び運動生理学に係る高度な教育内容が本学の学生に適しているとの理由によりさまざまなやりとりを積み重ねた結果、平成15年12月に「第1回のアスレティックトレーニング研修」を、平成16年4月には同大学から無料のインターネットによる「遠隔授業」を実施するなど、着実に学術交流と提携を積み重ねて参りました。

 基本合意書締結は、スポーツ科学、体育科教育、アスレティックトレーニング及び運動生理学に係る米国での教育、日本での教育に関する専門的知識・技術の共有をはじめ、共同研究、留学生・教職員交換プログラムの運営他を目的にしています。
  調印式に臨んだ教育学部のヤング学部長は「東北地方唯一の体育大学である仙台大学と10年以上もの永きに渡り信頼あるパートナーシップを深められたことは、ハワイ大学が学生達に国際交流を推進している方針とも合致し、大変素晴らしい試みです。仙台大学という素晴らしいパートナーに恵まれて、さらに両校が発展できることを確信しています」と語り、続いてスピーチをしたサットン国際交流学部長および副学長は「テニスの錦織選手が世界的に大活躍しており、2020年に東京オリンピックが開催される日本において、体育を専門にする大学があることに驚きと尊敬の念を抱いており、仙台大学との調印がさらなる飛躍につながることを願っています」と感想を述べました。

  それらを受け朴澤理事長は「仙台大学と姉妹校である明成高校が、修学旅行でハワイ大学を訪問したことから始まった同大学との交流の歴史について、多くの関係者に心からお礼申し上げます。特に、明成高校を卒業し仙台大学に進学、初めてのハワイ大学アスレティックトレーニング研修に参加したことにより、米国アスレティックトレーナー資格取得(ATC)を目指し、それをやり遂げて現在、ATCとして本学のアスレティックトレーニングルームで働く鈴木のぞみ新助手は両校の絆の証として非常にシンボリックな存在です。ここからを新たなスタートとして、よりアカデミックな連携を深めてまいります」と英語で語りました。

 このたびの合意を経て同校とのさらなる連携にますます期待が高まります。