4月8日（火）、グランドプリンスホテル高輪（東京都港区）において、本学は国際玩具協議会（ＩＣＴＩ）よりＩＣＴＩ・Awardを受賞しました。これは、同協議会の持廻り年次総会開催国において、子どものために有意義な活動をしている団体に対し、主催国協会の推挙により総会時に与えられる賞であり、仙台大学は東日本大震災被災地において2011年から2013年の３年間「東北こども博」を実施し、子ども達を勇気づけたということが受賞理由となりました。

　 世界16ヶ国より約50人の各国代表が集うなか、五大陸をかたどった銅製の風車の楯を受け取った朴澤泰治理事長・学事顧問（写真中央）は英語で「仙台大学がＩＣＴＩアオードを頂いたことは大変な名誉であり、ＩＣＴＩに心より御礼申し上げます。東日本大震災は特に宮城県・岩手県・福島県に深刻な被害を及ぼし、地域の子ども達の受けた精神的な痛手は大きく、また自由に遊ぶ場所が無いなどの辛い状況にあるなか、日本玩具協会のご提案により「東北こども博」を開催したところ、2011年に約14,000人、2012年に約16,000人、2013年に約18,000人という多数の方々に参加頂き、子ども達の笑顔を見ることができました。震災復興の今後を担う子ども達の支援の一助となったことは大きな喜びです」と挨拶されました。
　次期国際玩具協議会長の英国代表(写真左)から、英国で本学と同様の活動を行っている大学を「紹介したい」などと、今後の国際的な学術的展開を期待できるような交流も図ることができました。